ほら、ホラー

歌詞

ぼろぼろ傷ついたハートをえぐり出して
薄笑うあなたに送りつけるの
リボンをほどいて箱を開けたあなたは
あたしのこと少し思い出すでしょ

悲しみ染みついたシミだらけの素肌を
はぎ取り血まみれの裸を抱けば
あなたが生みあたしが育てた悪魔が
泣きながらパパの心臓も食べたいという

ほら、ホラー ほら、ホラー

嘘つく舌先もまさぐる指先も
ちぎり取り引き裂いて部屋に飾るの
ねえ きれいでしょ

あれこれ

 コンセプトは、とっても無邪気な感じでシリアスな心を抉るようなメロディとアレンジで、逆に歌詞はすごくギャップのあるコミカルなものにして、結果として何か心のバランスが崩れてしまったような不協和音の怖さみたいなものが出てくればってものでした、タイトルとか「悲しみ」という「染み」とか、そんなところにはそういったコンセプトが残ってはいるのですが、つくっているうちにどんどんメロディに歌詞が侵食されていって、できあがってみると素直な(?)ホラー的歌になりました。編曲も最初はもっと幻想的なイメージで活きたいと思っていたのですが、つくっていくうちに逆にバンドサウンドっぽいガリガリした感じがほしくなって、ディストーションギターが活躍するような雰囲気になりました。なんだか空中分解してしまうようギリギリのところだったようにも思いますが、あとは歌い手に委ねたって感じでパスをしたら、見事な表現力でそれに答えてくれて嬉しかったです。もともと完全な当て書きで書いた歌でもありました。2023-01-14

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