ぎゅっと

歌詞

明日が来る前に伝えておきたいんだ
あなたが好きで とても大切で
せつなくて苦しくて
言葉じゃうまく言えないから
ぎゅっと抱きしめさせて
なんて柔らかい とても暖かい
強い鼓動が聞こえる

きれいなものだけを見て
生きてゆくことはできない
眠れぬ夜を 凍える朝を
あなたもきっと知るでしょう

大人になる前に
あなたの心の奥に
決して消えることのない光をあげる
ぎゅっと抱きしめて

喜びも悲しみも乗せて時は流れてゆく
やり直すことも繰り返すこともできない
長い人生を歩き出すその前に
ぎゅっと抱きしめさせて
どんな時も見ているよ
いつもそばにいる
たとえこの身が消えても

あなたの澄んだ目が
見上げる未来の空は
とても明るくて きっときれいだよ
どうかぎゅっと
ぎゅっと抱きしめて

あれこれ

 これまで、親が子どもを思う気持ちを歌った歌というのはいくつか作ってきたと思いますが、あんまり自分自身の思いを乗せたりすることには一種の抵抗があったような気がします。照れているのかもしれません。今回は、思い切り自分の気持ちをまっすぐに書こうと思いました。それは、自分の子どもはもちろん、もっと広く、今自分と関わっている若い人たちみんなにささやきたい言葉になったようにも感じます。形にしたときの満足感がとても高い歌でした。

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