ひととき、つれづれ

歌詞

あの人はそっとささやく
優しい目でいつも見つめてくれる
だまされたのは誰? 泣いているのは?
誰にも言えない苦しみ抱いて震えてる 誰?
・・・わたしのわけあるまいし
笑うなよ ひとときの幻さ

いつまでも離さないと抱きしめた
嘘つきなのは誰? 優しい人は?
誰にも負けない幸せ思い描いてた なぜ?
・・・わたしらしくありゃせんし
笑いなよ つれづれのなぐさみさ

あれこれ

 「ウエディング・ベルが鳴る前に」という作品を作るにあたり、久しぶりに全曲をこの台本のために書き下ろそうと決意していました。しばらくの間、以前に作った歌を使い回すパターンが多くて、それはそれでとてもおもしろいのですが、あまりそれが続くとどうしても甘えになってしまうのは確かだと思ったのです。それとは別に長らくつきあっているメンバー、みんなの個性とか得意不得意とかいろんなことを考え合わせて、その人ならではの、その人の良さが1番出るような歌を作ってプレゼントしたいって気持ちも強くありました。そして作った最初の曲がこれです。
 台本の流れからして失恋ソングにならざるを得ないのですが、キャラクターに合わせてシリアスというよりは軽快に、悲しさや苦しさや怒りが一周して踊るしかないような、本人というよりもまわりがそんなふうに茶化してしまうような場面を想定して曲を組み立てました。メロディとバックが軽快なぶん、歌詞の方は素直に悔しさとか悲しさを出していくような感じで。そのギャップを歌い手やダンスのメンバーがうまくいかしてくれて、こういうふうに意図が何も言わなくても伝わっていくあたりが、長年一緒にいる仲間って良いなと思います。2023-01-14

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