歌詞
君はまだ歌っているか 子どものころ一人見上げていた空は どうしてあんなに高かったのだろう 突き上げた拳のそのはるか向こうに いつでも風が流れていた 風はいつか優しくメロディを紡いだ 胸の鼓動はリズム そしてあのハーモニー 君はまだ歌っているか あの頃と同じ歌でなくても 君はまだ歌っているか 君にしか歌えない歌を 今も 強い雨の中でずぶ濡れになりながら 泣いてた君を覚えている 変わらぬものは何ひとつないなら また自分でつくればいい 遠い空を見つめた 僕はまだ歌えているか 誰ひとり聴くものがいなくとも 声の限り叫んでいるか あの時の僕らに負けないほどに 君はまだ歌っているか あの頃と同じ歌でなくても 君はまだ歌っているか 風のように 胸の鼓動のように 声の限り叫んでいるか 君にしか歌い得ない歌を だから 今
あれこれ
僕自身は中学性の紅斑くらいから歌を作り始めて、それが縁でかかわった友人がたくさんいます。高校とか大学に行っているころはとにかく生意気で生意気でしかたない奴だったので、自分の勝手な思いをいろんな形で周囲に振りまきながら、まるで自分が映画の主人公であるように恥ずかしい錯覚をしながら、周囲に迷惑ばかりかけながら生きていたように思います(今もあまり変わらないかもしれませんが)。
そんな自分と今の自分をつなげながら作ったのがこの歌です。特に発表する当てもなく、自分の思い伸付けどころとして作った歌ですが、後にこの思いをコアにして小さな劇もつくりました。
今の自分と昔の自分がいて、それぞれを客観視している自分がいて、自己批判とか勇気づけとか懐かしさとか、いろんなことをきちんと整理しないまま無理矢理詰め込んだような歌詞になりました。自己満足の独り言なんじゃないかなって思ったりする時もあります。タイトルとサビの歌詞には、昔観て印象に残っているテレビドラマのタイトルを使わせていただきました。主演した田中健(だったと記憶しているんですが)ラストに1人で歌うシーンが心に焼き付いています。2023-02-10
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