歌詞
わたしはわたし・・・ 暗闇の中 自分の声が聞こえてきた 寂しくて苦しくて消えてしまいたい わたしはわたし・・・ この痛みさえ自分だけのものだから 自分からは逃げ出せない だから抱きしめよう わたしはわたし・・・ 傷ついて流した血潮さえ生きている証だ、と 痛みが教えてくれる わたしの幸せはわたしが決める 昨日見た夢は壊れたおもちゃ箱のように 鈍い痛み残してかすかな光に変わる わたしの生き方はわたしだけのもの
あれこれ
「ウエディングベルが鳴る前に」というオリジナル・ミュージカルのために書き下ろした曲です。芝居も大詰めの部分で出てくる、全体と大きくまとめ上げる歌なので、「いい歌を書きたい」って気持ちがとっても強くて、そういうふうに思う時にはだいたい重いばかりが空回りをしてしまってろくなことにならなかったりするのですが、この歌の場合には僕自身の気持ちとして、芝居の劇中歌であると同時に、メンバーへの個人的なメッセージという意識が強くて、その意識を自分の中にはっきり意識してからはすんなりと形になった気がします。それもこれも、メンバーがそれぞれ与えられた歌詞とメロディを役者としてしっかりと消化して表現してくれるから、そこにもたれかかってこんな曲が書けるのですが。ちなみに、間奏のあとの歌詞に、昔懐かしいオリジナル曲と同じフレーズが出てくるのですが、それもわざとです。2023-02-06
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