LIFE

歌詞

聞こえる 君の鼓動が 心の壁を貫いて
僕の方へ 僕の方へ 命を刻んでる
ただ生きてるそれだけのことが
どうしてこんなに難しい?

誰かを傷つけること それが何よりこわいから
どんな時も心閉じて 一人で生きてきた
それでいいとうつむいた君を
この手で激しく抱きしめる

窓の外は黒い雲がのしかかる街
ごらん 誰もが高いビルを目指している
争うことが生きることと決めてる

戦うことを拒むことが君の戦い方ならば
そばで共に戦うことが僕の・・・

聞こえる街の吐息が 夜のとばりを切り裂いて
渦を巻いた光の中 僕らを誘ってる
急ぎ足で歩いてく人波 誰もが何かをさがしてる

いつでも いつでも いつまでも

壊れかけた夢が背中に爪を立てる夜は
優しい君の瞳みつめている
忘れかけていた朝がやってくる

求めるよりも創ることがひとつの答えになるのなら
君を抱きしめ生きることが僕の LIFE

聞こえてる 君の鼓動が
街の中 強く強く

あれこれ

 子どものころに朝日新聞に連載されていた小説「凍河」。幼い心にはよく分からないまま何か心を引かれていた物語だったのですが、高校生くらいになって読み返し衝撃を受けました。五木寛之の作品で、精神病院に勤める医師とその患者との恋物語(かなあ)です。いろんな要素が絡んでくる小説なのですが、ヒロインの無抵抗主義のようなもの、そしてそれが精神の病として捉えられてしまうことに鈍い衝撃を受けたのをよく覚えています。それからずいぶん時間が経って、何時になっても消えないその時の衝撃を形にしたくて作ったのがこの歌です。僕が歌詞にしてしまうと、こんなものになってしまうのですが。

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