風の歌

歌詞

胸の中 風が叫ぶ
寂しさに 嘘をつくなと
見つめている 風のゆくえ
寒いから 疲れてるから
いいわけに 慣れてしまった
熱い瞬間を閉じこめてる
暗い闇の中に燃える僕の命
赤い炎あげろ ああ 世界を焼き尽くせ

街の中 風が走れば
忘れてた 声が聞こえる
夢は遠く はるか遠く
胸の奥で響く叫び取り戻せば
風が僕を誘う さあ
自分を焼き尽くせ

聞こえてくる 風の歌が

あれこれ

 オリジナル・ミュージカル「翼、はるかな君へ」の挿入歌として初披露した歌ですが、つくったのはそのずっと前です。今もその頃もずっとパソコンで歌を作っているのですが、ちょうどその頃新しいシンセサイザーを手に入れてワクワクしながらいろんな音を出していたら、和太鼓のずしんとした音が聞こえてきて、「この音をメインにした歌がつくりたいな」と思ったのがきっかけで作った歌です。かなり不純な動機かと思います。デモテープみたいなものを作ってそのままになっていたのですが、新しい芝居を作る時ふと取り出して聞いてみたらなかなか良くて、一緒に芝居を作っているメンバーに聴いてもらったらみんなにも気に入ってもらって、やっと日の目を見るって感じになりました。和楽器ロックみたいなものは、今はボカロで発表されていたり、それを売り物にしたバンドがあったりもするのですが、そういうのにも乗っているのかもしれません。
 風の音というのはやっぱり心の中に吹くものなのだと思います。和楽器の音を聞いていると、なぜか僕は風の音を思います。2023-02-27

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