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予定表 -詳細情報-

件名 「ファーブルの森」演劇ユニットTheatreTripAgency
開始日時 2019年 6月 22日 (土曜日)   (全日イベント)
終了日時 2019年 6月 23日 (日曜日)  
場所 東中野バニラスタジオ
連絡先
詳細 チケット料金:¥1,000(前売り・当日共)
公演の際、ハンドメイド作家さんによる作品の物販を計画しております。物販に関しては当ユニットへの収益や手数料等は一切なく全て作家さんご本人に還元致します。
カテゴリー ファーブルの森,酒井のオリジナル台本,東京,関東,上演場所
投稿者 KAZU
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繰り返し
最終更新日 2019年 2月 12日 (火曜日)
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KAZU  投稿日時 2019-6-23 20:59 | 最終変更
 6月22日、初日2回目の回を見せていただきました。

 最初小さな小屋に入ったとき、白を基調として素材や意匠に工夫を凝らした空間を見た時点で、とってもすてきな人たちが関わってくださっているという思いを強くしました。本当は、あらかじめいただいたビラや、ネットでの情報などで、そういったことについて期待というか、とっても楽しみにしている感じがあったのです。何か、脚本とか、観客とか、そういうのをものすごく大事にしているコンセプトが感じられて。

 誤解を恐れずに言いますが、個人的には東京の小さな劇団にちょっと偏見を持っているところがあります。なぜかは言いませんが。でも、最初にメールをいただいてから本番を迎えるまで、とても真剣で暖かい、大切にするものを大切にしようとしている思いがいろいろなところから伝わってきていて、やっぱり観たい、って思ったのです。

 芝居が始まり、自分が生み出したキャラクターが次々を現実の姿となって現れました。ファーブル、僕の中で完璧でした。出てきただけですてきだった。繊細で、誇り高くて、幼くて。その幼さが1時間できっちりと大人の階段をのぼって。チョンパ、魅力的でした。書いた自分が、こんなすてきなキャラだったんだなって驚きました。ファーブルよりちょっと年上の作りかな。もどかしさと心の揺れがきれいで。お母さん、コミカルな作りでちゃんと引きつけて、後半の痛みがじわりと心に伝わりました。僕は、この芝居を高校生の演技でしか観たことがないけれど、今回大人の人がきちんと作ってくれているお母さんを観て、なんだか心が痛くなりました。お父さん、よかった。ずっと若い頃の自分が何を考えてこの台詞を書いたのか、ちゃんとわからせてくれて、やさしくて弱く強かった。今更ながら涙が出ました。

 僕がこの本を書いたとき、たぶんファーブルやチョンパの世代と、お父さんお母さんの世代をまたいで、自分の思いがとうとう後者の方に行っていた頃かもしれないです。そんなこと、今まであんまり考えたことがないけれど、今回の舞台を観て、なんだか自分の中の「ある時期」を丁寧にきりとってもらったような気がします。自分の中にある大切な何かを、僕は台本の形で冷凍保存していて、それをやわらかくやさしく丁寧に解凍して、たくさんの人が思いをこめて味付けをして、僕自身も想像していたかったすばらしい料理としてごちそうしていただいた感じがします。

 白い装置に命を吹き込む照明、緑ってあんまり使わない色だけど、あんなに空気を変える力があるゼラなんですね。音も、あるときは丁寧に役者を支えていたけど、時に堂々とした主役として雄弁に語り尽くしていて、すごかった。装置、衣装は世界観を明確にしていて、僕を、「ここではないある場所」に、ちゃんと連れて行ってくれました。販売していたアクセサリーは、連れ合いがひどく気に入って、自分や娘の大事なプレゼントとして手元に置かせていただきました。僕も気に入りました。

 上演が終わって思ったことは二つ。

 ひとつは、つたないながらも台本を書いてきてよかったということ。いつもその都度その都度、目の前にいる人たちのために書いてきていたけれど、それを小さな種としてとっておけば、時を超えて誰かが見つけてくれて、こんなにすてきな果実になることがある。本当にうれしかったです。自分で思っていた以上に、当時の自分の思いが込められていた本だから、なおさらそう思ったのでしょうね。

 もうひとつは、こんなにすてきな人たちがいるんだってこと。東京に芝居を見に来て、「この人たちとお酒でも飲みながら話をしたいな」って思うのは初めてでした。本当はダブルキャストの別の方々が表現してくれているものも観たくてばたばたしていたけれど、いろいろ事情で無理でした。芝居をつくる集団って、どれほどでも悲しいものにもなれるし、どれほどすてきなものにもなれます。僕は、この団体がつくるものをずっと応援したくなりました。

 どうもありがとうございました。僕のつたない台本が、あなた方の目にとまったことを本当にうれしく、また誇りに思います。ありがとう。
 
、ウ、ホ・レ。シ・ク、ホタ霹ャ、リ