NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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 一時期かたっぱしからペリー・メイスンシリーズを読んでいた時期があった。とにかくおもしろいシリーズで、数もたっぷりあったので、手に触れるものを次から次へと読んでいったのだけど、さすがに簡単に手に入るものは読み尽くし、この頃は気が向いたときに再読している程度だ。

 先日、まだ読んだことのないシリーズ作を見つけて、懐かしくて買ってきた。だから僕個人にとっては、ずいぶん久しぶりの「新作」である。

 若い女性依頼人が、いきなり弁護士メイスンに盲腸の手術を痕を見せるところから始まり、膨大な遺産が絡み、交通事故を巡る陰謀があり、そして殺人事件が起きる。相変わらずどこへ連れて行かれるかわからないゼットコースターに乗っているようなストーリー展開である。

 ラスト、法廷シーンのメイスンの作戦は、今まで読んだ中でもかなりあざといもの。まあそうなるだろうな、とちょっと思っていたとはいえ、こういう形でやってくるとは思わずびっくりした。複雑といえば複雑な筋書きだけど、大きなトリックが明らかになるとと、全体がスルッと見えてくるあたりは、なかなかよくできた筋書だと思う。

 ただし、こういう形でデラ秘書の判断がすっかり間違っているというのは、このシリーズとしては反則なんではないだろうかとちょっと思った。ポール探偵の集めてくる事実とか、デラの「女の勘」なんかが正しいことを前提に解釈したり動き回ったりするのが、なんとなく不文律の様な木がするんだけど、どうだろうか。そこが、一番びっくりしたところだった。

2012-09-16



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Princeps date: 2012-09-16 (Sun) 09:10:12
Last-modified: 2012-09-16 (Sun) 09:10:12 (JST) (2681d) by KAZU
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