NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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レント - goo 映画

 ひさしぶりに鳥肌が立つような気持ちでDVDを観た。今回見たのは、映画として作られた映像ではなく、ブロードウェイでの舞台を撮影したものだが、客席から定点カメラでねらっているのではなく、俳優のクローズアップなどドキュメント的なカメラワークで、とても見やすい。10分間の休憩時間もカメラが回っているのは驚いたが、全体を通して観客の反応もよくて、まさにライブ感覚あふれる映像になっている。(映画として作られたものもあるので、今度はそれを見てみようと思う)

 ミュージカルとしては近年ではもっとも有名な作品のひとつだと思う。ニューヨークの下町に集まる芸術家の卵たちの物語で、まあよくある話といえばそうなのだけど、エイズが物語の奥にドスンと存在していることが、ある種刹那的な雰囲気を醸し出している。若いけれど常に死と向かい合わざるをえない苦しさが、登場人物に切実なものを感じさせるのだ。

 無機質な舞台装置もいいけれど、なんといっても音楽が抜群にいい。さまざまなジャンルを混ぜ込んだ印象的な楽曲が全編を覆う。まさに鳥肌が立つほどかっこいい。最近はやりのすべて歌で構成するオペラ的な作品ではないが、かなり多くの台詞が歌で処理され、それがきちんと意味を持っている。役者の表現力もたっぷりで、なによりも思いがダイレクトに伝わってくる感じがしてすばらしい。

 ダンスについては、それほど全面に出てくるわけではなく、ため息をつくようなすばらしいダンスシーンがあるわけではない。ただ、ちょっとした動きの中に切れのいいダンスが含まれていて、そういう点でもドキッとするシーンがいくつかある。ただ全体としては、歌と演技がメインのミュージカルと言っていいだろう。

 いくつかの愛の物語や、一種の成功物語が平行して語られるが、起承転結を持ったストーリーで引っ張っていくようなタイプの作品ではない。非常にすばらしい作品ではあるけれど、最後のまとめかたは、個人的には残念ながら「?」である。ただ、それを打ち消してあまりある力がある作品で、いやあ、よいです、ホントに。何度でも見直したくなるDVD。できれば生も見に行きたいものだ。(中途半端な日本キャストだけは絶対にやめてほしいけど)

Tag: マイケル・ジョン・ウォーレン ジャスティン・ジョンストン レネー・エリス・ゴールズベリー ロドニー・ヒックス マイケル・マッケルロイ

2012-07-20


 舞台を撮影したドキュメンタリータッチのDVDがとてもよかったので、今度は映画版を観る。

 場面がきちんと切り替わるだけ、物語の展開はわかりやすい。その分説明的になりすぎているところがないわけではないけれど、舞台では想像に任せている部分や正直何を意図しているのかわかりにくい場面なども丁寧に示してくれている。個人的はギターを売って車を買った、というくだりがはっきりと見えてきたのはよかった。

 キャストは、かなり舞台のイメージと共通していて、違和感はあまりなかった。音楽が相変わらず圧倒的で、そういう意味でも楽しめた。ラストの持って行き方は、映画の方がやや納得できる気がしたけど、それは最初に話がわかっていたためかもしれない。

 初めて見る人にどちらから観たらよいかといわれれば、やっぱり映画版だろう。個人的には舞台版を先に見て脳髄まで打ち抜かれるような感動ができたことをうんとラッキーだと思っているけれど。

Tag: クリス・コロンバス ジェシー・L・マーティン ロザリオ・ドーソン テイ・ディグス ウィルソン・J・ヘルディア

2012-08-13



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初版日時: 2012-07-20 (金) 20:32:15
最終更新: 2012-08-13 (月) 17:44:10 (JST) (2283d) by KAZU
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