NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
サイト内検索
TOP  > 週末にはミュージカルを > top > 2000年代 > ヘアスプレー

著者 :
角川映画
発売日 : 2011-10-17
 ずいぶん前から手元にDVDはあったのに、どうして今まで観なかったんだろうなと心から悔しく思う。たぶん、「フラッシュダンス」や「フット・ルース」のようなダンス映画をイメージしていたからだと思うし、其れ以上に学園ものの歌芝居の駄作を観ていて、どうも食傷気味だったこともあると思う。

 これほど正統的で、楽しいミュージカルだとは思わなかった。音楽もダンスも好みだったし、物語も妙にひねくれたところがなくて、気持ちがすかっとする快作だった。ひさしぶりに、心からハッピーになれるミュージカルだったと思う。いやあ、もっともっと早く観ておくべきだった。

 妙にひねくれたところがない、と書いたが、これ以上はないほど少女のまっすぐなサクセスストーリィである。人種差別問題が背景にあり、それは確かに深刻な問題なのだけど、この作品においては、善玉と悪玉をわける枠以上の働きはしていないように感じる。むしろ、ソウルのかっこよさを際だたせるような仕掛けになっていて、「WIZ」なんかとは仕掛けが根本的に違う。でも、だから軽薄になるわけではなく、さらりと描かれているだけにかえって胸にしみるような気がした。

 観ているうちに、「きっと彼女は困難にぶち当たるだろう、いずれ立ち直るにしてもつらそうな顔は見たくないな」と妙に感情移入してしまう。で、それが実際にはどうだったかというと、ここではうまく書けないんだけど、そんな気持ちになってしまう魅力的なヒロインだ。

 ヒロインはもちろんなんだけど、それを囲む大人たちもすてきである。みんな(ときに忘れかけているにしても)守るべき心をきちんと持っている。ヒロインの両親の、娘に対する対応には胸が熱くなる。役者としてはトラボルタが名演。あの役柄で、あの衣装で、あの特殊メイクで、ちゃんとミュージカルをやっているのだからすごい。恥ずかしながら、友人からして指摘させるまで、僕はトラボルタだと気がつかなかった。

 とにかく観て損のない楽しいミュージカル。自分の中のベストミュージカルランキングに激震が走った。

2018-06-05



新しくコメントをつける

題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

コメント一覧

0件ヒットしました 返信 閲覧 投票数 平均点 トピック開始 最新投稿

Front page   Diff Backup Copy Rename ReloadPrint View   New Page Page list Search Recent changes   Help   RSS of recent changes (RSS 1.0) RSS of recent changes (RSS 2.0) RSS of recent changes (RSS Atom) Powered by xpWiki
Counter: 115, today: 1, yesterday: 1
Princeps date: 2020-02-14 (Fri) 16:58:36
Last-modified: 2020-02-14 (Fri) 16:58:36 (JST) (107d) by KAZU
、ウ、ホ・レ。シ・ク、ホタ霹ャ、リ