KAZU さんの日記
2019
5月
2
(木)
16:17
本文
描かれている事件そのものは、わりあいシンプルな連続殺人事件である。一応メインのトリックはあるのだけれど、それ自体は、ちょっと雑というか、取り立ててどうと言うことはないものだと感じがした。ただ、前半のちょっとした描写が伏線となって交換に生きてくる感じは、ミステリのおもしろさの味わいがあって、ちょっとわくわくした。
黒づくめの男たちが、わりあい前面に出てきて事件を複雑にしてはいるのだけど、メインのストーリーとの結びつきが有機的に生きていないような印象を受ける。何よりもm彼らの口調があまりにもステロタイプの「悪人言葉」で、そこだけ妙に興ざめな気持ちになった。
後半のスペクタクル、次から次へと見せ場の連続で、まるでハリウッド映画を観ているよう。これを実写で撮ったらものすごいものになるのだろうなと思う。ミステリと活劇を、無理矢理結びつけて飽きさせず、ちゃんと最後まで引っ張ってくれるのは、実はたいしたものなのだと素直に思った。
黒づくめの男たちが、わりあい前面に出てきて事件を複雑にしてはいるのだけど、メインのストーリーとの結びつきが有機的に生きていないような印象を受ける。何よりもm彼らの口調があまりにもステロタイプの「悪人言葉」で、そこだけ妙に興ざめな気持ちになった。
後半のスペクタクル、次から次へと見せ場の連続で、まるでハリウッド映画を観ているよう。これを実写で撮ったらものすごいものになるのだろうなと思う。ミステリと活劇を、無理矢理結びつけて飽きさせず、ちゃんと最後まで引っ張ってくれるのは、実はたいしたものなのだと素直に思った。
閲覧(686)
アクセス数
3826648 / 日記全体
最近の日記
- 高校演劇千葉県中央発表会に行ってきました。
- 村田沙耶香「コンビニ人間」何が正しくて何がおかしいのかわからなくなる不思議な体験。
- 田中芳樹「タイタニア(全)」読んでいる間はおもしろく夢中だが、読み終わると後味の悪さと物足りなさが残る
- 長沢朋哉「世界一やさしい「思考法」の本 「考える2人」の物語」役に立ったし興味深かったけど、感銘を受けたかと言えばそうでもない
- カーター・ディクスン「白い僧院の殺人」オーソドックスだが大胆な謎が魅力的な古典
- 村上春樹「騎士団長殺し」大変おもしろくはあるのだが、そろそろ別の肌合いの村上作品を読みたくなってきた気がする。
- 糸井重里「お金をちゃんと考えることから逃げまわっていたぼくらへ」はっとする言葉がたくさん出てくる、刺激的な対談。
最近のコメント
- Re: Re: じじになる KAZU [05-16 22:28]
- Re: じじになる [05-10 15:14]
- ご心配をおかけします KAZU [10-20 19:04]
- Re: 肋骨を折って1週間が経つ。そろそ [10-20 17:45]
- 連載ライター、おめでとうございます。 KAZU [07-07 09:23]
- Re: 月刊生徒指導6月号(学事出版)が [07-06 23:43]
- Re: 少しバテ気味の土曜日。芝居の稽古 KAZU [07-03 21:11]
各月の日記