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KAZU さんの日記

2018
9月 12
(水)
07:35
カーター・ディクスン「黒死荘の殺人」密室殺人の巨匠カーの腕前を実感する作品。シンプルなトリックが逆にすごい。
カテゴリー  本・CD・DVD
本文
 カーター・ディクスンというのはこんな小説を書くのだ、というイメージどおりでまるで見本のような本。前半のゴシックロマン風の展開は何となく読みにくかった。じっくり読んでいけばそれなりの味が出てくるのだと思うし、思わせぶりの複線っぽいものが次々と出てきて興味深いのは確かなのだけど、やっぱり「早く本題に入れ」という気分が否めない。実際に事件が起きて、本命の名探偵HMが出てきて俄然おもしろくなる。そこからはラストまで、勢いのまま読みふけることができる楽しさで、前半はいわば助走の長さなのだなと思う。

 どう考えても不可能きわまりない密室殺人のトリックは、××を使うというもの。これにはまったく驚いた。というのは、この密室トリックはあまりにも有名で、実際にこの本を読む前に知っていて、しかも「こんな子供だましなトリック、だれがひっかかるものか」なんて出典も知らずに思っていたものだからだ。実際に作品の中に溶け込んでくると、これがすばらしい効果を上げていて、しかも最後の最後まで、このトリックが使われていることに気づかない。改めて、そのあたりがミステリの醍醐味、密室殺人の巨匠カー(カーター・ディクスン)のすごさなのだと改めて舌を巻いてしまった。このびっくり感だけでも読む価値はある。
 
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