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KAZU さんの日記

2018
8月 28
(火)
20:55
ウィッシュボンプロジェクト「オシチヤ」豊かで心の奥に沁みてくる魔法の庭の奇跡
カテゴリー  演劇や音楽の話
本文
2018年8月25日、トゥルーカラーズの遠藤夫妻に誘われてウィッシュボンプロジェクトの第28回公演「オシチヤ」を観に行く。前から気になっていたイベントなんだけどなかかな都合が合わず、今回背中を押してもらってありがたかった。思いがけないほど心に染みてくるすてきな体験だった。
君津の奥へ車で入っていき、すっかり森の中という感じになったところにある古民家風の家の広い庭に特設ステージがある。野外で虫の声が響き背景には大きな木がたくさん立っている。その雰囲気がよかったし、そこで上演される劇も、その雰囲気にぴったりだった。
第1に、とっても素直でまっすぐな脚本と演出が嬉しかった。カタカナで書かれると?って思ってしまうタイトルだけど、観ているうちに納得。こういう話って、子どもを持ったり孫を持ったりすると、改めてずいってうなずいてしまいたくなる。心の中に暖かくしみこんでくるような物語と、それを丁寧にわかりやすく伝えてくれる演出だった。途中ちょっと冗長かなと思うようなところが無いとは言えないけれど、小さな子どもからお年寄りまで楽しみながら観てもらうためには、ちょっと肩の力が抜けるところとか、ステレオタイプになりかかるようなところもやっぱり必要。1時間35分の上演時間をいっぱいに使って、充実した内容になっていて素晴らしかった。
第2に、主演の遠藤よもぎさん。この女優さんは観るたびにいいなと思う。無駄のないまっすぐな演技と、すてきな歌声でいつも安心してみていられる。何よりも好きなのは、何気ない言葉にたくさんの意味を盛り込んで、しかもそれが少しもわざとらしくならない。芝居の要所要所でその味がぐいんと輝いていた。ラストの台詞は、短いけど、長い芝居すべてを支えてあまりある豊かさで見事だった。単語ひとつにものすごい力を持たせることができる役者さんだと思う。一度高校演劇の舞台に立つところを観てみたいなと思うけど、たぶんそういう器では収まりきれない力があると素直に感じる。これからも楽しみに観ていたい。
最後は、このプロジェクトそのものについて。なんと28回目の公演。こういう企画が、これだけ息長く続いていることに、ほとんど奇跡を観ているようなまぶしさを感じる。ある意味で、僕もこういうことをやりたかったんだなと思ってしまう。しかし僕にはできなかったし、だからこそ、こういうことを続けていくことがどんなことなのか、自分なりにわかるような気がする。ものすごく大変で、ものすごく豊かだ。まさに、「魔法の庭」である。多くの人がこの庭に結びついているのがわかるし、その結びつきをひとつひとつ作り、保っている人たちの素晴らしさを感じる。こういう奇跡を大切にすること、次の奇跡を育てること。今の僕は、今の僕にできること、やりたいことを丁寧にやっていくしかないのだけど、こんな人たちがいるということが、こんな僕にもエネルギーをくれる。魔法の庭を観た僕は、観る前とは少しだけどしっかり変わったと自覚できる。
観に行って本当によかった。
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