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SAKAI KAZUNARI
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KAZU さんの日記

2017
8月 15
(火)
13:36
映画「アフタースクール」気持ちよく観られる映画なのだけど、全体的に小粒な印象。気持ちよく騙されたけど、背負い投げをくらった快感には欠けた。
カテゴリー  本・CD・DVD
本文
著者 :
メディアファクトリー
発売日 : 2008-11-28
宣伝文句でも、騙される的なことをいっているようなので、そこのところは隠さずに書いておこうと思う。

ミステリなどでトリックといえば、登場人物が登場人物を騙すために行うものを指すのが一般的だろう。アリバイトリックにせよ、密室トリックにせよ、犯人が「自分が犯人でない」ことを示すために、なんらかの方法を使う。また、登場人物は騙されるけど、登場人物が仕掛けたわけではなく、偶然がトリックを生んでしまったものもある。いずれにせよ、それは作品の世界の中の出来事だ。

それとは別に、作者が読者に対して仕掛けるトリックがある。有名どころはいくつでもあげられるけど、ネタバレになるから書かない。たとえば、ある登場人物がいかにも女性のように書いてあるが、実は男性で、丁寧に読み返してみると男性であることを示す言葉はひとつもなく、逆に女性であることを暗示する内容はいくつもあり、それなのに、自然と「この人は男性だ」と読者が思い込んでしまう、という感じだ。

小説だけではなく、映画にもトリックがある。この映画も、このふたつのトリックを上手に組み合わせて、気持ちのいい驚きを与えてくれる。作品全体のユーモアも、登場人物の描き方も、テーマのちょっとした切実さも、いい感じに仕上がっていて、よく出来た映画だと思った。

ただ、「意外性」みたいなことでは、ちょっと拍子抜けしたのは確か。Aと思っていたのがBだった、という驚きは確かにあるし、よくぞ上手に騙してくれたと思うのだけど、正直言って、AでもBでもどっちでもいいじゃん?と思ってしまったのだ。そういう意味では、なんとなくいろんな意味で小粒で、いい作品だとは思ったけど、今ひとつ心に残るものがなかった。

気持ちよく観られる映画なので、お薦めは出来るのだが。

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