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SAKAI KAZUNARI
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KAZU さんの日記

2016
12月 27
(火)
11:26
高嶋哲夫「命の遺伝子」 壮大な構想でおもしろいにはおもしろいのだが、なんとなく安易な設定と都合よすぎる流れが鼻についてしまう。
カテゴリー  本・CD・DVD
本文
 とても気合の入ったタイトルだし、読んでみるとタイトルに負けない壮大なプロットである。世界をまたにかけて、次々と物語が進んで行く感じは、この手の小説や映画の王道パターンである。楽しく読むことができた。

 面白かったのは確かだが、満足したかと聞かれれば、そうでもないと答えざるを得ない。読み始めてすぐに感じたことだが、設定や物語の流れが安直すぎるように感じるのだ。主人公があまりにもスーパーマンすぎるし、いろんなところで都合のよさが垣間見える。ミッションインポッシブルのような映画も、時々それはないだろうと言う展開があるが、映画だから何となく納得させられてしまうが、同じようなことを小説でやられるとさすがに少ししらけてしまう。大きな風呂敷を広げている分、細かなところのご都合主義が妙に鼻につくのだ。ラストの対決も、表面的な理想主義のような気がして、理屈はわかるのだが、うまく心に入ってこなかった。

 上手に映画にすればとても面白い作品だと思う。なまじ遺伝子のようなアカデミックな題材を取り上げているだけに、逆に違和感を感じてしまった。作者の得意なところは、このような物語とは別なところにあるような気がするので、他の小説も読んでみたいと思った。

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