NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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with BACCHUS - 最新エントリー

 生まれて初めて演劇を見たのは、たぶん保育園の時だったと思う。ストーリーも何も覚えていないが、主人公の名前がピーターといったことは覚えてる。「ピ、ピ、ピーター、ピピピピ、ピーター、笛のような名前だ、ピーター」という主題歌の歌詞とメロディをはっきり覚えているのだ。保育園の広い部屋の前の方を少し高くして、まわりをカーテンで囲むような舞台だったと思う。それを覚えているのは、芝居が終わってから、セットをばらすのをはしゃぎながら見ていたからだ。さっきまで華やかだった舞台がもとの部屋に戻っていく様子、さっきまで衣装を着て歌っていたお兄さんお姉さんが、トンカチをもって働いてる姿にびっくりしたのだろう。ついでに、落ちていた画鋲を踏んで、それがめちゃくちゃ痛かったのも覚えている。

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譲れないもの

カテゴリ : 
「with_BACCHUS」以外 » エッセイらしきもの
執筆 : 
KAZU 2001-1-24 9:00
 目からうろこが落ちるような気持ちでひとつの文章を読むことがあるが、そういう気持ちにさせてくれる文章にあまりお目にかからない。そんな中でかつてうろこどころか目の前の壁が崩れるような思いを与えてくれ、いまだに自分の物の考え方の深いところで指針となっている文章のひとつに、丸山真男氏の『「である」ことと「する」こと』という文章がある。

 この文章は昭和33年に行われた講演を書き改めたもので、ずいぶん古い文章なのだが、今読み返してみても示唆的な内容である。以下、内容を要約してみたい。

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 今日から新学期だね。久しぶりに登校して、どんな感じだった?さっきちらりと顔を見たけど、それなりに明るい顔をしていたので安心した。冬休みの間、メールひとつ送らなくてごめんね。年賀状ももらったのに、返事も出さなかった。本当におめでとうが言えるのは君の念願が叶ったときだから出さないよって言ったのにわざわざ送ってくれてありがとう。メールくらい送ろうかなって思ったんだけど、できの悪い叱咤激励の言葉になってしまいそうで、結局やめてしまった。

 本当は心配していたよ。今は推薦入試が昔よりずっと増えているから、もうクラスの半分近くが進路を決めているって言ってたね。確かに専門学校や就職組を含めるとそうなるかな。そうやって先が決まった友達がクリスマスだ、冬休みだって楽しそうな顔をしているのを見るのが、とても辛かったって言う君の気持ちはよく分かる。本当に12月にはいるくらいから、なんかふさぎ込んだ顔をしていたもの。

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はじめて

カテゴリ : 
「with_BACCHUS」以外 » エッセイらしきもの
執筆 : 
KAZU 2000-12-25 8:50
 何につけても、「はじめて」というのはどきどきするものだ。もう、生まれてからそれなりの時間を過ごしているわけだけど、それでも初めて体験することはたくさんある。

 ふっと気がつくと、自分がずいぶん年をとってしまったような気がすることがある。本当はそんなこと少しもないし、まだまだ子どもなんだけど、ちょっと油断すると、なにもかも手慣れてしまって、同じことを繰り返しているような気になっている。人間の脳というのは、新しいことを入力するピークはせいぜい20代の前半くらいで終わってしまい、そこから先は応用力とかアレンジ能力とか、組み合わせる能力の勝負なんだそうだ。つまり入力よりも、出力の方に力を発揮するらしい。

 それはまあ当然なんで、出力をする人もいないと、入力する対象がなくなってしまう。若いうちに勉強して、年をとったら若い者が勉強する対象を作り上げていく。それはそれでわかるような気がするのだ。だけど、つまらない。

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強者である勇気

カテゴリ : 
「with_BACCHUS」以外 » エッセイらしきもの
執筆 : 
KAZU 2000-12-8 8:20
 おそらく僕は、自分の人生の中で「強者」として生きてきた時間がとりあえずは多かったんだと思う。

 そんなことを思ったのは、村上春樹氏の「七番目の男」という短編を読んだからだ。その小説の中で、人間にとって「一番大切なもの」という表現が出てくる。「一番大切なもの」って何だろうか。あれこれと考えた。もちろん小説だから、その小説の中での定義がある。それは小説の中に隠されている。僕はそれを、「世界を肯定的に捉える力」と読んだ。それが正しいか間違っているかはわからない。ただ、僕はそう読みたかっただけなのかもしれない。

 中学生が自殺したという事件の話を聞いては、その原因となった「いじめ」にため息をつき、高校生が殺人を犯したという話を聞いては、その背景にある虚無感に鳥肌が立つ思いがする。そういう深刻な事件とは比べるべきではないかもしれないが、小学校5年生の頃だろうか、僕は「自分はあざ笑われている」という固定観念にとらわれていたことがある。

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ドイツ旅行記

カテゴリ : 
「with_BACCHUS」以外 » エッセイらしきもの
執筆 : 
KAZU 2000-12-1 20:50
 二十歳の頃、ドイツに行った。

 たまたま当時、父親の仕事の関係で家族がドイツに住んでいて、宿泊費が助かるということもあったし、久しぶりに家族の顔が見たかったし、お金は家の方で出してもらえるということだったので、渡りに船とばかり飛びついたのだった。予定は3週間。初めて銀行から一万円札を50枚も引き出して、えらく興奮したのを覚えている。

 友人であるHと一緒に成田空港を出発したのは7月の終わり頃だったと思う。飛行機が飛び立つ前から気になっていたのだが、ドイツに行くといっても、僕は皆目ドイツ語を話せない。読むこともできない。知っている単語は10個ほどもあっただろうか。アイン・ツバイ、これは1、2である。自分のことはイッヒというのだというのも知っていた。後輩でイッヒというあだ名の変な奴がいたからだ。ビールのことをビアというのもドイツ語なんだとうすうすわかっていた。ドイツ語を習っている友達から最終兵器を教えてもらった。ビッテというのだ。これは英語でいうとプリーズにあたる言葉らしく、だいたいビッテ、ビッテと言っていれば、こっちが話しかけているということだけはわかるらしい。そう励まされた。

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つながってる?

カテゴリ : 
「with_BACCHUS」以外 » エッセイらしきもの
執筆 : 
KAZU 2000-11-15 20:40
 ネットというのは何なんだろうか、と思ったりする。いま職場で「職場の中がLAN環境で結ばれたらどういうメリットがあるか」などという話をしている。すかさず、コミュニケーションの機会の増大、と話をした。

 まずは、単純なメールのやりとり。日常的に電子メールを使うようになってくると、電話や手紙が面倒で仕方がない。手紙は単純に手間がかかるからいやだと思うし、電話はリアルタイム性がとてもつらい。相手がどんな状況下もわからないのに電話をするのは勇気がいるし、リアルタイムであるだけに話し方とか内容とか、取り返しのつかないミスをするんじゃないかと緊張してしまう。もちろん、その緊張や手間こそが大切なんだ、というのはわかるし、その通りなんだと思う。でも、僕にとっては、電子メールというのは両方の利点をあわせて欠点をなくしたようなものに感じられる。そういうものが本当に日常的に使えるようになったら、少なくとも自分にとっては、他人とメッセージを送りあう機会が増えるような気がする。そして、仕事のことを中心に、今までだったら「まあいいや」と思ってしまうことも、きちんと相手に伝えるような気がするのだ。

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弱者の自尊心

カテゴリ : 
「with_BACCHUS」以外 » エッセイらしきもの
執筆 : 
KAZU 2000-11-4 20:40
 ある文章を読んだ。

 人より劣っていると決めつけられること、自分の世話をすべてしてもらうことなどで人の自尊心は低下する。自尊心を持つことが人間の自然なあり方であるとすれば、そのような状況は、人に無力感を与えてしまう。そのことから考えると、福祉の中心には「労働」を置くべきだ。すなわち、すべての人が自己の能力を発揮し、熟練に伴う内的満足を味わうことができるよう、またそのことで他の人とのつながりがもてるよう配慮するべきである。「同情する」ことは、善意からであっても相手に「弱者」というレッテルを貼ることであり、よりよい生き方を可能にするものではない。というのが、その文章のあらましである。

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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