NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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with BACCHUS - 演劇における音カテゴリのエントリ

効果音CDの先

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇における音
執筆 : 
KAZU 2008-9-8 17:05
 効果音CDというものがある。世の中にどのくらい需要があるものなのかちょっと見当がつかないけれど、放送とか演劇とかやる所にはけっこう備品として揃えていたりして、うちの演劇部にも何枚かあるし、必要があれば予算の範囲で購入してる。最近はだいたい年1枚くらい買っているだろうか。

 カタログを見るとかなりマニアックなものもあって、時計の音だけで10種類とか、交差点でのざわめきだけど5種類とかあるのを見ると、びっくりしたり嬉しかったりあきれたりである。お金がかかるといえば確かにかかるのだけど、こういうものをどんどん揃えていくと、かなりの部分まで効果音による音響効果は完成できそうな気がする。いうまでもないくらい当たり前のことだけど、もちろんそれは錯覚である。

 時計の音だけ10種類聴いてみれば、うんざりするくらいたくさんあるように思うかも知れないけれど、世の中にある時計というのはその100万倍くらいあって(数えたことないけど)、そのひとつひとつがすべて別の音を出している。10種類では少なすぎるのだ。手元にあるCDに、「小学校の休み時間」という環境音が入っているけど、たぶんこれはドッジボールをやっているのかな。けっこう元気だ。すごくそれらしい雰囲気があるけど、「男の子ばっかりがサッカーをつまらなそうにやっている、小雨が降る休み時間の音」が欲しいなんて思ったら、このCDは使えない。というより、そんな音は世界中全ての効果音CDを集めてきてもないんじゃないかと思う。

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BGMの作法

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇における音
執筆 : 
KAZU 2008-8-12 12:33
BGM、いわゆるバックグラウンドミュージックが、幕が開いてから降りるまで、常に流れ続けている芝居を観たことがある。それぞれのシーンでの選曲は悪いものではなかったし、クロスフェードなどもきれいにできていたのだけど、劇が終わってからやっぱりちょっと不満が残った。何というか、情緒的なものに流されていったというか、演劇の持つ論理的な部分が別のものに包まれてしまったとようなしてならなかったのである。

 BGMは、多くの場合役者が語る台詞にかぶせるような感じで流れてくる。そうでないものだってたくさんあるけど、今日はそういうBGMについて書く。どうして、そんなふうに音楽を使うのだろう。

 まず、その台詞を語る登場人物の心理を表現、あるいは強調するため。悲しい内容の台詞を語っている時には、悲しげな曲を流す、というもので、おそらくこういう音楽の使われ方は一番多いと思う。効果的でもある。ただ、気をつけなければならないことも山ほどある。

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 音響担当者が出す音、狭く言えばMDなりCDなりサンプラーなどから生まれ、音響卓を通り、観客に聞こえるようにスピーカーから出ていく音のことだけど、いくつかの種類に分けて考えることができる。ひとまず「効果音」・「BGM」・「ブリッジ」の3つに分けて考えるのがわかりやすいと思う。

 効果音というのは、現実にも存在する音が、それに似通った音で具体的に聞こえてくるものだ。ピストルを撃ったときに聞こえる「バーン」という音や電話の呼び出し音などがわかりやすい。これが「降りしきる雨の音」とか「遠くから聞こえる小鳥の声」になると、ちょっとBGMに近いものになり「環境音」なんて呼ばれたりもする。(狭い意味での)「効果音」と「環境音」の違いは何だろうか。前者は他のアクションのきっかけになることが多いが、後者はそうでないことが多い。後者は台詞など他の音やアクションと重なることが多いが、前者はそうでないことが多い。前者は比較的短いものが多いが、後者は比較的長いものが多い。ただし、両者の違いは絶対的なものでも厳密なものでもない。同じ一連の音でも、最初は「効果音」として、それ以降は「環境音」として流れていることも多い。

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BGMの力

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇における音
執筆 : 
KAZU 2004-5-19 13:30
 スタッフの作るものが役者の演技や演出のプランと密接に結びついているということで言えば、別に小道具だけではなくて、どの部署も同じだ。

 昨日の稽古のあと、「音はどのくらいの時期に入ってくる?」と質問したのは、おそらくいくつかのシーンで演出担当者の苦しんでいる問題について、音が入ってくることで解決する糸口を見つけることができるのではないかと思ったからだ。

 音響効果の中でも、いわゆるBGMの持つ働きはとてもおもしろいと思う。役者が同じように演技をしていても、軽快な音楽をバックにやっているのと、くらい深刻な音をバックにやっているのとでは、観る人に与える印象ががらりと変わる。音というのは、理屈を超えて観客の心に直接訴える力を持っているからだろう。まるでフィルターをかけるように、ひとつの場面をひとつの色に染めてしまうことができるのだ。だからこそ、例えば高校演劇の大会などを見ていると、過剰なほどに音楽を多用し、逆に肝心の台詞をかき消してしまうような舞台さえ見かける。

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稽古の中での音

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇における音
執筆 : 
KAZU 2004-5-19 13:20
 稽古をする時に、BGMを使う時がある。それも、本番ではとても考えられないような、台詞もすべてかき消してしまうような大音量で使ったり、本番では使わないBGMを選んだり、本番では流さないシーンで流したりする。

 BGMには、台詞を含む芝居の細かなニュアンスをかき消してしまう危険性があるから、稽古でこういうことをやるのはマイナスのようだが、逆にそれを理解した上で、BGMに塗りつぶされないようなはっきりとした表現を目指して、こういうことをする場合もある。いわば、BGMを敵に回して、表現の力を鍛えるのである。これは、ねらいを明確にしてきちんと役者に伝えておかないと、妙な勘違いを招くことがあるから、そこだけはしっかりしておかないとまずいけれど。

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BGMの落とし穴

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇における音
執筆 : 
KAZU 2004-5-19 13:20
 とあるシーンにBGMを入れようと思って、悲しげなシーンだから悲しげな音楽を探してきて、実際に役者が演じている時に流してみたら、これが雰囲気にすごくあっていて、思わず涙が流れてきそうで、これは完璧だと思えたら、まあ「やったね!」と思っていいんじゃないかと思う。しかし、そこにもやっぱり落とし穴というのはある。

 そもそも、「悲しげなシーン」という考え方が、とてもおおざっぱなものなのである。舞台の上で進行される物語というのは、絵の具で色を塗ることでたとえるならば、一定の時間を同じ色で塗りつぶすようなものではない。さまざまな色が、時間的にも次々と表現され、空間的にも、あちらを見ればこんな色、こちらを見ればあんな色と複雑に表現されている。もし「悲しげなシーン」というものがあるとすれば、時間や空間の中でさまざまに表現させている色が、全体として「悲しげな」とおおざっぱに言うことができるような色に感じられるというだけのことなのだ。

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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