NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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with BACCHUS - 演劇独特の書類カテゴリのエントリ

舞台図を書く

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2007-1-17 13:42
 ホールで芝居をやろうとすれば、真っ先にほしいのはそのホールの図面である。下見に行き自分の目でホールを見るのが一番大切だけど、なかなか思うように下見が出来ないのはよくあることだし、いくら一生懸命見たところで見えないものもあれば見落としてしまうこともあるから、きちんと書かれた図面をいただいておくというのはとても大切なことなのだ。照明プランにしても装置のプランにしても、上演するホールがどんなところなのかによって、大きく変えなければならない場合がたくさんあるのだから。

 ところが現実問題として、そういった図面がホール側に用意してある場合ばかりではない。ホールによっては、舞台の平面図さえないところがあるし、照明の基本仕込み図や断面図(横から見た図面。天井までの高さなどがわかり、吊りモノを使うときなどには便利)などについては、「それはないですね」と言われるようなことは案外多い。また、体育館のステージや教室などを使うときも、ある意味ホールを使うのと同じようなものなのだけど、そういう場所ならなおさら、きちんとした図面が備えてあることはないものだ。

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香盤表を眺めれば

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2006-11-19 17:35
 役者や芝居に関わる物品が上演中どのように動いているのか、一覧表にまとめたものが香盤表である。もし君がどこかの劇に客演するとして、まずこの香盤表をもらえば、「あ、自分はこのシーンに登場するのか」「こちらのシーンでは上着を着ているけど、次の場では着ないんだな」とか「この場は出番がないけど、その間に下手から上手へ移動し着替えをしなくちゃいけない」とかがわかるはずだ。

 もっとも僕らはどこかの劇団に客演をしているわけではなく、一から自分たちの力で芝居を作っている。だから、本番近くなって香盤表をもらい、上記のようなことを初めて知るとしたら、「君は今まで何をやっていたの?」って言われても仕方がないと思う。一から一緒に芝居を作っている僕らにとっては、完成した香盤表というのはせいぜい最終確認のためのものである。自分の動きや自分に関連する物品の動きなどは、稽古の時に次々と決定され指示され、それなりの時間をかけて確認され定着していなければならないものだからだ。

 そういうと、各人がしっかりさえしていれば香盤表などと言うものは不要なのだと思うかもしれない。舞台監督は毎回かなり苦労して香盤表を作るけれど、そんな苦労もあまり必要がないことのように感じるかもしれない。とんでもないことである。ひとつの芝居をきちんと上演するためには、大袈裟に言えば台本と同じくらい必要なものであると僕は思う。

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香盤表

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第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2006-11-18 10:07
 「香盤表」というのは、出演する俳優全員の役名と登場場面を書いた一覧表のことで、もともとは歌舞伎の用語のようだ。ちなみに香盤というのは、線香を立てる台のことで、四角いマス目の中に線香を立てる丸い穴が開けてある。登場人物名を縦軸に場面を横軸に表を作り、登場するところに丸をつけるのが一番単純な出番一覧表だけど、四角の中に丸がある形が線香を立てる台に似ているところから、「香盤表」という名がついたのだそうだ。僕らは普段ふつうに「香盤表」と呼んでいるけど、実はかなりマニアックな言葉であって、この言葉を持ち込んできた人はどっから引っ張り出してきたのかな、と少し気になったりする。

 今書いたように、一番単純な香盤表は、登場人物名を縦軸に場面を横軸に表を作り、登場するところに丸をつけたものだ。これだけでも最小限、誰がどのシーンに出てくるかはわかる。そんなのは台本を見ればわかるじゃないか、と思う人は、芝居のことをよく知らない人だ。台本にすべての登場人物が記載されているわけでもないし、配役を書き込んであるわけでもない。東宝ミュージカルで有名な「レ・ミゼラブル」は、登場人物数が350人位(!)いるそうだが、それを30人程度の役者が次々と演じている。準主役級の役を演じる役者さんでも、前半で死んでしまった後では群衆の一人としてコーラスを歌ったりしている(ファンテーヌ役とかね。岩崎宏美さん、すごかった)。こういう芝居になってくると、香盤表がなければどうにもならない。役者にとっても、演出・舞台監督にとっても香盤表は絶対に必要なのである。

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合同Qシート

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第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2004-10-6 11:30
 常々言っているように書類というのはとても大切で、単に自分の知っている情報や他への指示を伝える為に必要であると言うだけではなく、自分自身でわかっているはずなのに実はあいまいなことをはっきりさせる機能があるからだ。この場合の「はっきり」というのは、あいまいなものがあいまいでなくなる、という意味の他に、何があいまいであるかをはっきりさせるという意味も含んでいる。たとえば将来に向けて記録に残すといった目的もあるが、今はそれはいい。

 さて、今回の書類は、「照明&音響の合同Q表」であった。かなり早い段階から、「ここで暗転してブリッジが入ってくる」なんて話が稽古場で出てきていたにも関わらず、逆にさまざまな情報がありすぎてわかりにくくなってしまった部分があった。何よりも今回の上演が、いわば「総力戦」で、全員が常に何らかの形で動いていなければ芝居が成立しないようなものだから、なおさらそれぞれが落ち着いて動くことが出来る「見取り図」のようなものが必要だったのだと思う。

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見る人を大切に

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2004-9-1 14:10
 例によって、演劇の大会用のマニュアルなり、記入例なりを書いている。文化ホールでやるのが久しぶりのためか、なかなか勘が戻らないし、書いているうちに不明確なところが出てきたりして、案外手こずっている。

 照明や装置の仕込み図の例を書く。架空の舞台を想像し、ありがちな仕込み方なんかを取り入れるようにして、定規と鉛筆と消しゴムをとっかえひっかえ持ちながら、形にしていく。こうやって書いていくとわかるんだけど、たとえば装置図でいえば、自分がどんな装置を飾りたいかってことと、それをどうやってうまく伝えるかってことと、両方が大事だ。

 書き始めてやっと、自分がどんなふうに作りたいかがとってもあいまいだってことがわかったりする。たとえば、机を舞台上に載せることにするんだけど、その机の高さってどのくらいだっけ、幅はどうだっけ、いやどっちの面を正面に向けるかによって、幅が変わってくるし、みたいなことだ。窓枠を吊るにしても、重さを記入する必要があるだろうし、そういえば重さなんか測ったことがないぞ、今日にでも測らなくちゃってことになる。僕が今書いているのは架空の舞台だから、まあ重さは2キロってことで、って想定すれば済むけど、実際はそうはいかない。1キロなら安全で、2キロなら危険で、3キロは許可されない、なんてこともあるからね。

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進行表・進行図

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2004-6-10 21:30
 芝居を上演する場合、必要な時に、必要なものが、必要な場所に存在しなければならない。上手に退場し上手から登場する役者が、その間に袖で衣装を変えるとすれば、その衣装は上手にある必要がある。同じ役者が今度は下手に退場し、元の衣装に戻って下手から退場するのであれば、その役者が舞台にいる間に、脱ぎ捨てられた衣装は下手に移動している必要がある。当然ながら、衣装は自分で動いてくれないから、誰かが運ばなければならない。衣装も、小道具も、装置も、いや役者自体だって、舞台の上に登場するすべてのものは、常に舞台上か袖に存在するのであり(例外もあるが)、どこにどのような状態で存在するかは、必ず把握されていなければならないはずだ。

 そういった「もの」の数がある程度少ない場合など、何となくできることもあるかもしれない。しかしものの数が増えれば増えるほど、芝居の展開が複雑になればなるほど、それを整理して「必要な時に、必要なものが、必要な場所に存在する」状態にするのは難しくなる。必要に応じて移動するための人員の手配も大変なことになる。以前舞台監督に話したが、「進行表」が必要だ。縦軸に時間を取り、横軸に人間を含む「もの」を並べたものである。そのひとつひとつの枠の中に、小道具などであれば「下手クリアケースの中」、人間であれば「衣装AからBへ着替え」「花壇を立て込み」「小道具Cを下手から上手へ移動」などと書き込んでいくわけだ。

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稽古進行表の一例

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2003-9-25 12:10
 演出や舞台監督をやっている時、こんな表を作ったことがある。

 縦軸に「シーン」を書き並べておく。これは今回の台本にある「場」よりももう少し細かいもので、だいたい一続きで稽古したいまとまりをシーンとしたり、更にそれを細かく分けて、登場人物などの出入りがあるたびに「2場シーン1」「2場シーン2」というふうに分けたりした。これが縦に20くらいとか並んで、縦軸になる。

 横軸は大きくふたつの枠に分かれる。ひとつは部員をずらっと横に並べたもの。キャスト名やスタッフ名でもいい。そして、そのシーンに必要な部員がわかるように○をつけておく。今回の芝居で言えば、最初のシーンには、「透役」「聡子役」「音響」「照明」あたりに○がつくことになる。演出・舞台監督にも○をつける方がいいだろう。そうすると、欠席メンバーがいた時にできるシーンが一目でわかる。

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決定までの段取り

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 演劇独特の書類
執筆 : 
KAZU 2002-11-13 12:10
 「下見での変更・確認事項」「これからやるべきことの一覧」、このふたつの文章は、必ず(下見から一夜明けた)昨日配布されなければいけない資料であった。たとえ各スタッフの情報のすりあわせが終わらず、舞台監督なりが不完全な情報を元に作ったものであっても、昨日、不完全であることを前提に配布され、本日の午前中までにでも訂正点が指摘・連絡され、今日の放課後には完全版が出るべきである。それらの訂正点の指摘は、文章で行われるべきであることは、昨日部長が話したとおり。出来ることならば、下見の帰り道の2時間近い電車の中、それらのためのミーティングが行われてよかったはず。下見の日の申し合わせは黙って聞いていたけど、結局不安になって「見本」という形ではあるけれど、こちらから提示してしまった。

 あのような書類は、いわば地図のようなものである。修学旅行の班別行動だって、あらかじめ地図が配られ、行動計画が練られ、さらに不測の事態に対する対応策が確認される。短い時間の中で、芝居の完成に向けてやるべきことをやっていくのは、ちょうどそれと同じようなものだ。まず、地図がなければ、誰が何をやるべきなのか解らないし、解ったとしてもそれは他からの検証を伴わない、一人勝手なものになってしまう。

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

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