NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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with BACCHUS - 部活動運営カテゴリのエントリ

バトン

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 顧問からメッセージ
執筆 : 
KAZU 2009-4-1 22:05
 本校演劇部の顧問になって驚いたことのひとつは、スタッフをとても大切にすることだった。正直言ってその頃の僕には、「芝居をやるのは役者」であるというイメージの方が強かったように思う。もちろん、スタッフは大切だしスタッフワークは好きだったけど、やっぱり心のどこかに「従」であるイメージがあった。だから、スタッフとキャストを対等に考えていくような雰囲気には少しびっくりして、でも前顧問から受け継いだ財産として大切にしようと思った。外から見ているときにはいつも、この学校のすばらしいスタッフワークに感動していたのだ。

 あれからずいぶん時間がたって、スタッフとキャストは対等であるという意識は僕自身の信念のようなものになっている。実際、今KIMIGEKIを見てみれば、ほぼ同じだけの時間をかけていると思う。スタッフ・キャストが完全分業できるような団体ではないことを前提にして、「スタッフ時間」というものが常に確保され、時には稽古なしの作業オンリーの日が存在しているのは、うちの演劇部の特徴のひとつであろうと思っている。

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顧問の仕事

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 役職の人の心がけ
執筆 : 
KAZU 2009-3-27 8:01
 基本的に部活動というのは生徒がメインで実行するものであり、たとえば技術的な指導を「コーチ」に仰ぐにしても、そのコーチを信頼するかどうかを決めることも含めて、主人公は生徒なのである。もっとも、部活動が学校教育の一環である以上、そういうことも本当の意味では、何か大きなものの手のひらの上で動いているということなのかもしれないが、少なくとも誰かに言われたとおり動けばいい、なんてことだけでは学べない何かを学べない限り、部活動というものが存在する意味はほとんどないのだと僕は思っている。

 ただしやっぱり高校生だけではなかなかできないこともたくさんある。実はできないと思いこんでいるだけだったり、今の環境ができなくしているだけで本当はできることだったりするものもたくさんあるのだけど、その話をすると大変なので、現状に即したことで考えていこう。

 広くいえば、顧問の仕事というのは、部員が動き回る環境を整えることが第一だと思っている。演劇なら演劇なりに、何らかの技術指導のようなものができるというのも悪いことではないだろうけど、別にどうしても必要な条件ではないだろう。部活動というのは、本質的には「何を」よりも「いかに」の方が大切だと僕は信じているのだ。「演劇」を教えることができる顧問よりも、「演劇」を通じてもっと大切なことを教えることができる顧問になりたいと、僕はいつも思っている(生意気で向こう見ずで可愛くない言いぐさであることは承知した上で)。

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危機管理

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第1期 » 部活動運営 » 演劇部という組織の形
執筆 : 
KAZU 2009-3-15 9:50
 部長と相談して動きを決めたあとで、「この程度の天候不順で稽古中止っていうのは甘いよな」とちょっと笑ってしまったのだけど、頼みの内房線が上下線とも動いていない状況では仕方がないかなと思う。午後から動き出すという手もないわけではないのだが、各人が家で出来ることもたくさんあるはずだったので、中途半端になるよりは、という判断で、妥当なところであったと思っている。(本当に妥当だったかは今日の稽古が決めるはず)

 「危機管理」と言うことを考える。「危機」というと大げさかもしれないけど、予定通りに物事が進まない時に、どうするかって言うことだ。昨日のようなこともあるし、稽古中にメンバーが怪我をするとか、ホールに向かう電車の中でメンバーが行方不明になるとか、本番直前に部員が問題行動をして特別指導を受けるとか、そういうことである。笑い話になるようなことから本当に深刻なものまでいろいろなことが起きる。これはもう何かが絶対起きるわけで、予定通りすっきり行くがあったらむしろ幸運、って思っておいたほうがいい。

 何かが起きてしまった時に大切なこと、意識するべき事は3つある。「情報収集」「判断」「伝達」である。本当はあと4つくらいあるけど、優先順位としてはまずこの3つだ。

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 さて、卒業である。

 いつだってそうだと言われれば本当にその通りなんだけど、入学してから卒業するまで、この学年も本当にいろいろなことがあったと思う。そしてこれも、もしかしたらいつだってそうなのかもしれないけれど、いい思いをしている時の君たちの顔よりも、つらい時の君たちの顔の方がよく覚えていたりする。

 入部して一番最初の芝居に取り組む時期、春の地区発表会と外部からの依頼公演と、部全体がふたつに分かれて動くことになった。このあたりが既に異例のことで、特に依頼公演チームには本当に大変な思いをさせたと思う。1年次秋の大会の頃、今までにない一種の「期間限定メンバー」が関わっていた頃にしても、さまざまな意味でやりづらい部分があったように見えた(いてくれたから充実した部分も言うまでもなくたくさんあった)。もちろん、2年次秋の大会直前の大事件は言うまでもない。最後の公演に至ってはインフルエンザの影響で文化祭が延期になり、結果的に「あとから思えばあれがラスト・ステージだったんだな」と言う、一種中途半端な形で引退することになってしまった。いくつかの出来事の中で、何人かのかけがえのない仲間が去っていった。

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発射台

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第1期 » 部活動運営 » 顧問からメッセージ » 本番を終えて
執筆 : 
KAZU 2009-2-23 19:01
 言うまでもないけれど、僕は学校の先生という仕事をしている。クラス担任をやっていれば、文化祭などのクラス企画というものがあり、生徒会顧問をやれば文化祭や予餞会など様々な学校行事がある。もちろん僕は演劇部の顧問であり、君たちと一緒にいろんな舞台に取り組んでいる。

 今、何となく「顧問」という言葉を使ったのだけど、この「顧問」という立場が自分にとってはあいまいで、それなりに悩んだ時期もあった。

 僕自身の性格の問題なのかとは思うのだけれど、たぶん自分には「黙って見守る」的な立場はなかなか難しいような気がする。たとえ全く畑違いのことを任されたとしても、何とか勉強してできる気になって、いっぱしの口を挟んでしまうと思う。たぶん、生徒にしてみれば迷惑なことで、陰でバカにしたりするんだろうけれどね。

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逆流

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第1期 » 部活動運営 » 顧問からメッセージ » 新年最初の稽古
執筆 : 
KAZU 2009-1-7 15:05
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

 学生にとって、一番何かが切り替わる時期は4月だ。新しいメンバーが増える時期でもある。部員にとってもうひとつ大きい時期は6月だろう。最上級生が引退し、新しい体制でスタートする時期だ。それらにくらべれば、年が切り替わることなどたいした問題ではない。それでもなお、心の中で何かを切り替えてみるのは悪いことではないと思う。新しい体制になって半年、そして次の体制になるまで半年。ちょうど真ん中だ。

 昨年末最後の部活動の時、やっと何かが吹き出してきたようでほっとした。ひとりひとりがそれぞれにいろいろなことを考えていて、でもそれを自分の心の中や身近な数人での話の範囲でとどめているのはあまりよいものではない。特に不満に思うこと、歯がゆく思うことなどは、溜めておけば溜めておくだけ大きくなっていく。まるでせき止められた流れのようなものである。溜まりすぎたら壊れるしかないのだ。

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 長い時間をかけてやってきた「ナース・オブ・マーズ」も、いよいよおしまいである。それと同時に、2008年の公演も一通り終わることになる。

 ここ10年、千葉県中央発表会というところで最後の芝居を上演してきた。それが終わるとマラソン大会があって定期考査があって冬休みがあって、って感じである。今年は、昨年までとは違う立場で中央発表会の会場に行くことになったのは、残念といえば残念であると思う。もっともっと多くの人に、君たちが一生懸命作ってきたものを見てもらえたら良かったなと思う気持ちがないと言ったら嘘になる。

 しかし、それでもなお、僕はこの「ナース・オブ・マーズ」という台本は、とても幸せな本だったと思っている。

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多数決という名の横暴

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 話し合いの方法
執筆 : 
KAZU 2008-11-18 21:48
 昔々も書いたことだと思うけど、僕は「多数決」というのは「議決そのもの」ではないと思っている。少なくとも行為だけを見れば、あれは単なる「アンケート」であり、その時点での各人の選択を目に見える形にしたに過ぎない。しかもそれは、ある時は2択であり、ある時は3択であり、いずれにせよ中間点の存在を許さないデジタルなものにならざるを得ない。

 「議決」というものが最終的に団体全員を拘束するものである以上、その議決はその団体のメンバー、特にその会議に参加したメンバーが納得できるものであるべきだ。その納得が仮に積極的なものでなくても、たとえば「みんなで決めたんだからしかたがないなあ」というものであっても。僕は、「多数決という方法」が最終的に「議決の手段」として使用されることがあっても、たとえば「その議決によって不利益を被る少数者以外の全員賛成で決まる多数決」など認めない。「議決」という名の「押しつけ」に過ぎないと考えてる。

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 「型」というのは、案外大切だ。言わばそれは数学で言う公式のようなもので、多くの場合正しい結論を導いてくれるからである。僕らがたいていのことに大きな返事をするのも、荷物を持って戸口を通るときに声をかけるのも、稽古の前に誰かが顧問の所に来るのも、稽古の最後に必ずミーティングをやるのも、ひとつの「型」である。鞍は当たり前のように「型」に従うし、新入部員が入ってくればその「型」をまず身につけてもらうはずだ。それは、その「型」が様々な意味で有効だからである。

 もちろん、そういったものは最初から存在したわけではない。あるものは歴代の顧問が部員に指示したものであろう。中には部員たちが様々な活動をする中で、話し合って決めたり、あるいは自然とみんなが実行するようになっていったものもあるに違いない。考えてみれば、顧問が部員に示すものであっても、どこかで誰かが作りだし、それを有効だと思ったからこそ顧問が部員に伝えたはずだ。

 今「有効だと思ったからこそ」と書いた。ある行動なり方法なりが「型」になるためには、それが有効なものでなければならない。有効でないものは「型」として生き残ることはできない。有効だからこそそれは繰り返され、「型」として集団に受け継がれるのである(これは、たとえば演技のやり方などについても言うことができ、それはおもしろい議論になる)。有効でないものはすぐに、繰り返されることがなくなるだろうし、「型」として残らないのだ。

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正しい過程

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 役職の人の心がけ
執筆 : 
KAZU 2008-9-15 7:06
 「判断が正しい」って言う場合、多くは「結果」を見ていると思う。でも僕は、それと同じくらい「判断をする過程」が正しいかどうかが大切だと思うのだ。もちろん、「正しくない過程」から「正しい結果」が生まれてくることだってあるだろうし、「正しい過程」だったからといってその結論が正しいとは限らない。でも、どちらかを選べと言われたら、僕はたとえ結果的に間違っていても、「正しい過程」を大切に意識する人を選ぶ。

 まじめで一生懸命な集団であればあるほど、リーダーの下す判断は大きな意味を持つ。みんながその判断を大切にして動くからだ。責任感が強く自分の立場に自覚的であるリーダーほど、判断を下す怖さを知っているはずだと思う。本当のことを言えば、たとえば部活動という集団においては、リーダーの判断を絶対視することはかえってリーダーを追い込むことになりかねないのだが、この話は今回はやめておく。ともあれ、自分の判断で誰かに動いてもらうような立場になれば、正しい判断を下せるよう必死になるくらいの気持ちは、誰もが持っているはずだと思っている。

 にもかかわらず、100%正しい判断を下せる人なんかいない。ある程度は正しくないことを前提に、リーダーも集団も動かなければいけないのだと思う。たとえば、少し余裕を持っていたり、次の手を考えたり、正しいかどうか自分の頭で判断したり、ということだ。それと同時に、たとえ結論が間違っていたにしても、結論を出した人の誠実や努力、結論を出すやり方のようなものについては信じていたいと思う。

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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