NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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with BACCHUS - 部員の精神カテゴリのエントリ

「いかに」をきちんと自覚する

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2008-9-1 10:08
 合宿が終わり、また授業が始まった。顧問である僕が、なかなか稽古場に顔を出せない日々が続くことになる。大変申し訳なく思いつつ、その中できちんとできるだけの力がみんなについているだろうかと考える。

 物事をやるときには、「なにをやるか」と「いかにやるか」とが大事だ。この2つはごちゃごちゃになりやすいけれど、本当は別のものである。たとえば、国語の問題を解くのであれば、「傍線部に現れている心理を説明しなさい」が「なにを」であり、「本文中から20文字以内で抜き出して」というのが「いかに」である。当然だけど、両方ができていないと正解にはならない。

 たとえば稽古をやるとする。最終的な目標は「見る人の心を打つようないい劇を作る」ということになるだろうけれど、毎日の稽古の目標を考えるときには、それではおおざっぱだしあいまいすぎる。だから、大きな目標を細分化した小さな目標を立て、それを達成しようと頑張るわけだ。スタッフが何かを制作するとすれば、「今日は最低でも机の前半分だけでも色を塗ろう」とか考えるのもそれと同じだ。

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上級生がやるべきこと

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2008-8-19 14:25
 1年生と2年生との間にどのくらい経験の差があるかといえば、現在やり終えた公演の数で言えば、2対6くらい。ステージに立った数だともっと差がある。演劇部員として過ごした日々は、4ヶ月対16ヶ月。その差は引き算ではなく割り算だ。つまり、12ヶ月の差ではなく、4倍なのである。圧倒的な差である。

 にもかかわらず、1年生と2年生は同じ舞台に立ち、同じ稽古場で、同じものを一緒に作っていく。ひとつの作品を上演するとすれば、お客さんは誰が1年生で誰が2年生かなどということはあんまり関係ない。誰がスイッチを押しても幕は上がるのであり、経験不足を勘案してハンディがつくなんてことはない。1年生のやったことだから許してやろう、といって吊り物が落ちてこない、なんていうことはないのだ。

 そう考えると1年生は大変なんだけど、基本的には大変なだけで難しくはない。役者としてスタッフとして部員として、一生懸命自分を鍛えていけばいい「だけ」だからだ。ある意味、できないのが当たり前であり、出来ないことをひとつひとつ出来るようにしていくことの繰り返しだから、大変だけど単純だ。もちろんひとりでやるわけではないから、腕立て伏せして筋肉をつけよう、とか毎日100円貯めて1年で36500円貯金しようとかいうほど単純ではないけど、そういうコミュニケーションのこととか、知識のこととか含めて考えても、とにかく一生懸命ひたむきに前向きにやりましょう、ってことで言い尽くしちゃってもいいと思う。

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僕らの時代

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第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2008-6-16 12:00
 いろいろなことが起きるもので、まさかこんなに中途半端な形で前の作品を終えることになるとは思わなかったし、こういう時期にこういう形で、新しい代の最初の作品を作ることになるとは思わなかった。しかし、まあ起きる可能性のあることは起きてもおかしくないわけで、受け入れた上で自分たちの行動を決めていくしかない。愚痴ったり悲しんだりしたい気持ちは僕自身もたくさんあるけど、それは別の場所で対処するとしよう。おそらく、みんなもそう思いつつ動こうとしているはずだ。ここ数日の動きを見る限り、安心し信頼してみていられる気がする。

 上演する台本を決定し、スタッフやキャストを決めていくというのは、そう簡単なことではない。期間が短ければなおさらだ。正直いって一番簡単なのは、みんなが納得できるくらい見識のある人(顧問の先生でも先輩でも何でもいいんだけど)が出てきて、「今の君たちに一番良いのはこれだ!オレを信じろ!」と言ってくれることだろう。特に今回は期間が短いこともあり、あれこれ考えるよりも具体的に動くのが一番って面は確かにあると思う。僕は別に「見識のある人」というわけではないけれど、「これがいいんじゃないかな」「こういうキャストでどうかな」と言いたい気持ちにもなった。きちんとその理由を話しながら提示すれば、たぶんみんなは納得して受け入れてくれるだろうし、受け入れた瞬間から生き生きと動き出すだろう、という予想もしている。頭を抱えて悩んでいる姿を見るよりも、そのほうが僕自身も楽だったりするのである。

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 そもそも、何でもわかる、何でもできる人などというのは存在しないのだ。わからないことがある、できないことがあるというのが前提で、だからそれをどうするというのが問題なのであり、人の誠実さというのはそこに現れてくるものなのだと僕は思う。

 以前、「質問力」(ここ)という文章を書いた。そのときに書いた気持ちは今も変わっていない。質問する力はとても大事なものだと思うし、一方できちんと質問をする力というのは、意識して鍛えていかなければならない。それを前提としてあえて言うなら、能力以前に姿勢の問題でさえあるのだと思う。

 たとえば「○○は使用禁止」と書いてあって、「○○」の意味がわからなかった時にどうするかという問題なのだ。自分が使おうと思っているものの名前もわからないのは論外だし、気づかずに○○を使ってしまうのは許されないだろう。自分が使うつもりであるものを数え上げて、その中に○○は含まれないから安心している人。○○が実は××の別名であるとか、△△は○○に含まれるのだとか、そういうことに思いもよらない人はやっぱり迷惑である。「○○ってなんだろう」と疑問に思い、それをちゃんと質問しないような人間とは、大事な仕事を一緒にしたくない。知識の欠如じゃなく、そのいい加減な姿勢そのものがいつ取り返しのつかない事故につながるか…

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二大政党制

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2007-11-7 14:38
 このところ政治の世界がゴタゴタしていて、日本という国はまだまだ政治的に発展途上なんだなと思ったりもするのだが、集団とか意思決定とかいろんなことに関して、考えさせられることが多い。

 2大政党制という言葉は学校の授業で習うだろうし、イギリスやアメリカにその典型的な姿を見ることができる。日本も、ゆっくりとそういう形に変わっていく流れにあるようだ(多分)。限られた能力しかない人間が、最大多数の最大幸福を求めなければならない政治というシステムにおいて、ベストかどうかはわからないが、よりベターな方法なのだろう(多分)。

 このシステムの一番いいところは、「ノー」といえるところ、常に選択肢が存在しているところにあると僕は解釈している。巨大な与党が日本を支配する(そういう意味では独裁者も同じだろうけど)体制では、与党に「右を向け」と言われれば従うか逆らうかしかない。「左を向くのもアリなのではないだろうか」と考えそれを検証し、どちらがいいかをみんなで選ぶシステムは保証されないのである。どちらを向くかを考える、右を向いてダメなら次は左を向く、そういう選択ができるのが大切なことなのだ。

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ヘルプ

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第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2007-10-21 9:18
 毎年一回か二回は、外部から上演してほしいというお話が来るようになっていて、とても名誉なことだと思うしうれしいことだと思う。逆に最近減ってきて、ちょっとだけ寂しいなと思っているのは、上演以外の「ヘルプ」の依頼である。

 「こういう企画をするから照明のお手伝いを頼めないだろうか」とか「受付が足りないから協力してほしい」とか、そういうことだ。大きなところでは文化ホールから正式に話があることもあったし、小さな地域の団体から、「あそこは演劇が盛んらしいから」と電話がかかってくることもあった。部員が個人的に頼まれて、結果的に部全体を巻き込んでくれたこともあった。大会などの予定があれば仕方がないのだけれど、可能な限り対応してきたと思う。全体で出かけることもあったし、数人で出かけることもあった。機材を山ほど持って行くこともあったし、笑顔と誠意だけを持っていくこともあった。「あそこの生徒なら安心」って思ってもらえるのはとてもうれしいものだ。

 そういう中で一番大きかったのは、数年前の国体での「広報係」だろう。登山競技につきあって、君津の山奥を走り回りながら、5日間で10号の新聞を作り上げた。演劇とは一見全く関係ないけれど、たくさんの人たちにインタビューをしたり写真を撮ったりした体験、今まで何も知らなかったジャンルで頑張っている人の近くにいられた経験は、とても大きなものだったと思う。

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次へ向けて

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第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2007-10-18 11:31
 ずいぶんと遅くなってしまったけど、中央発表会出場おめでとう。いろいろあったけど、ここまで来たことを素直に喜びたいと思う。ぎりぎりの所に追い詰められながらも、よくみんながんばったよ。

 反省すべき所はたくさんある。当日・前日の問題よりも、ずっとずっと長いスパンで考えていくべきだろう。

 まず思うのは、その日そのときにやらなければならないことを、本当に僕らは誠実にやってきたかどうかである。台本があがってしばらくの、なんか脱力したような感じを僕はかなり明確に覚えている。学校の中で慣れない仕事に就いたこともあり、夏のゼミがあったりもして、台本を書くと約束したもののなかなか形にしてあげられなくて、実はかなり焦っていた。やっとの思いで書き上げた台本を渡した時のほっとした感じはいつものことだし、一時間でも早く渡したくて早起きして印刷した。だが、台本を渡してもすぐに読み合わせがあるわけでもなく、ミーティングがあるわけでもなく、作者の主観でいえば「店ざらし」になっているようでつらかった。

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一番最初に戻ろう

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2007-10-3 18:33
 ものを作るのが好きである。

 といっても別にたいしたものを作るわけではない。正方形の紙を折って鶴っぽい形を作るのでもいいし、コードの豆電球と電池を組み合わせて、ちょっと光を出してみるのでもいい。「あ、できた」って感じ。今までなかった形がそこに出現する感じが好きなのである。

 もともと不器用な方なので、鶴を折るにしてもきちんと角ができない。赤い折り紙で作っても白い部分が出ちゃう(わかるかな、この感じ)。昔は「ニクロム線」というのを紙ヤスリで磨いて被覆をはがしていたのだけど(今でいえばビニールをニッパーで剥くようなものだ)、せっかちで雑な性格なものだからきちんと紙ヤスリをかけず、クラスで一人だけ豆電球が光らなかったりする。かなり悲しい。そういうのをきちんとできる人にあこがれた。

 だから自分なりに上手な人の手元を見ていたし、不器用でせっかちで雑だけど、ちゃんと作りたいなっていつも思っていた。努力とかそういうきちんとしたものではないのだけど、やっぱりちゃんと作りたいなって思って、いろいろ考えたりやったりした。

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馬鹿

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 部員の精神 » 仲間を大切にする
執筆 : 
KAZU 2007-5-10 10:51
 たとえば部の運営に関わる部分で、顧問が「いいよ」と言った時、少なくとも気のきいた3年生メンバーは「それがベストだね、文句なくそれがいいよ」なのか、「まあそのあたりが精一杯だろうね、それしかないならそれでもいいよ」なのかの区別はつくと思う。同様に顧問も、「こうします」と言われた時に、「これが私たちの思いだからなんとしてもこうしたいんです」なのか「本当に悔しいけどそれしかできないから涙をのんでこうします」の区別はつくと思う。少なくとも気のきいた3年生メンバーが口にした時は。

 言葉には、言葉だけでは表現できないたくさんのことが含まれている。不思議なことに、思いっきり表面的で軽薄な言葉と、信頼感と一体感に支えられた豊かな言葉が、言葉だけを見れば一致したりすることだってある。「馬鹿!」という言葉は、愛の言葉にも流血の言葉にもなり得る。

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「指導する」立場

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 部員の精神
執筆 : 
KAZU 2007-4-19 12:26
 先輩・後輩という形にせよ、「指導する」立場になるってことがある。僕自身も学校の先生だから、職業としてそういう立場に自分を置いていると言うことになるのだろう。僕自身が気をつけていることを書いておく。みんなの目から見れば、口先ばっかりと思う面もあるかもしれないが、それも含めて参考にしてほしい。

 理想なんだけど、「こうしなさい」とか言わずにすめばそれが一番いい。言葉じゃなくて、自分の態度で自分の価値観を示すことが出来て、相手が自分もそうありたいなって思ってもらえるようであれたらいいと思う。チャイムが鳴ってうろうろされるのは嫌だから、可能な限り早く授業の教室に行く。やる気がない授業態度は嫌だから、自分がいつもやる気を表に出しておく。相手に、こうあってほしい、と思うことをまず自分がやる。もちろん、それで伝わるような相手ばかりじゃないけどね。

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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