NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
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with BACCHUS - 台本選びカテゴリのエントリ

台本選びの第2段階

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2006-4-25 23:23
 うちの部の場合稽古の計画は、基本的にその時点で作っている劇の舞台監督が、演出担当者を相談をしながら組み立てていくことになっている。例外もある。それはまさに今で、ひとつの劇が終わり最終ミーティングが終わってから、次の劇のスタッフ(特に舞台監督と演出担当者)が決まるまでの期間だ。その時期は部長が部の動きの計画を立てていく。当然ながらおおむねこの時期は、次に取り組む演目の決定と、それに取り組むためのキャスト・スタッフの決定が活動の中心となる。

 演目決定(=台本決定)がどのように行われるかというと、だいたいは次のような流れになるはずだ。

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5つの観点

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2006-2-22 17:23
 昨日の稽古で、台本選びの話し合いを進めていく方法のひとつとして、台本を考える観点のようなものを提示させてもらった。そのことについて、少し書いておきたい。

 実は、というより当然ながら、あそこで僕が提示した観点は絶対的なものではない。演劇の台本として優れている戯曲とはどんなものなのか、一般的な判断をするためのものですらない。高校の演劇部が新入生歓迎公演で、歓迎と同時に勧誘も考えつつ上演する、という条件をまず第一に考えようと言うことが、前提になっている。

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さまざまな物差し

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2006-1-31 16:12
 今時のコンピューターゲームは非常に複雑になっていて、ロールプレイングゲームをやろうものなら、一人のキャラに5つも6つものパラメーターがついてくる。攻撃力、守備力に加えて、精神力とか回復力とか瞬発力とか協調性とか、あれやこれやの数字が映し出されて、どの人が強くてどの人が弱いかなんて、一言では言えなくなった。「強さ」なんていうパラメーターがひとつあって、それが大きければ大きいほど強いなんていう牧歌的なゲームの世界は、もうずっと昔のことだ。

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こんな脚本は…

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2006-1-17 12:52
 今日の話は少し主観的なものになるかもしれないから、そのつもりで。どんな脚本がいい台本になるのかなって話である。好みの問題もたくさんあるんだけど、できれば客観的なことを書きたいなって思っている(多分無理だ)。書きやすいしわかりやすいと思うので、こういう脚本はよくないと思うっていうものを、僕なりに書いてみたい。

 どんなにいいなと思っている脚本でも、登場人物の感情に矛盾があるのはちょっとパスしたいって思う。もちろん人間の感情なんていうのは矛盾だらけで当たり前のことだから、さっきまで好きだった人を突然嫌いになったってかまわない。そんなことをいったら「ハムレット」なんていうのは矛盾だらけで破綻した台本だろう。だから、ここでいう矛盾というのは、ひとつの尺度で割り切れるということではないのである。もっともっと表面的な部分で、「こりゃおかしいよ」ってことがあるのは厳しいってことである。

 良くある話なんだけど、初対面の人が3分くらいで突っ込んだ心の中の話をし始めたりする脚本を読んだり、その舞台を見たりすると、僕はやっぱり不自然に思ってしまう。いや、そういう話の流れがあってもいいんだ。ただ、一般的にいえば、そういう突っ込んだ話はなかなかしないものだし、それでもあえてストーリーの展開上そうしたいと作者が思ったのならば、「ああ、これなら話するな」と思えるような、なんらかの技を見せてほしいと思うのだ。極端にいえば「誰かに話したくてたまらなかったところ」であり、「通りすがりのあなたが優しそうだったから」くらいのいいわけをきちんとしてくれれば、何とか納得出来るんだけど、そういうことを最初から考えないで書いたとした思えない脚本は、僕は苦手である。作者の都合で、登場人物を動かしちゃうんだね。

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戯曲濫読の勧め

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2006-1-13 15:10
 台本を決定する時期になると、うちの部ではだいたいひとり1作品、推薦する戯曲を持ち寄ることになる。普段からそういったものを読む習慣がない人は、〆切に合わせて提出するためにかなり頑張らなければならないはずだと思う。それでも最近は、インターネット上で読むことができる戯曲もたくさんあるから、質はともかく数を読むのは比較的楽になってきている。

 もちろん、部長から「ひとり1作品推薦作を持ってくること」という指示が出ている以上、全員がきちんと提出しなければならないのは言うまでもない。最終的に台本として選ぶ作品が、みんなが納得し時間と労力をかけるに足るものであるためには、この第1段階がとっても大切だと思う。にもかかわらず、最近ここが少しないがしろになっているような気がする。

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優れた脚本

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2005-7-13 18:20
 一応僕も、台本書きのほんの端くれであるので(本当に端くれの端くれで、しかも前号で定義したような意味で「台本書き」と名乗る感じを察していただきたいんだけど、そういう言い訳自体がちょっと情けないくらいのものである)、いかに述べるようなことを書くのはちょっと勇気がいる。「君は、自分の書いたものをきちんと読み直したことがあるの?」って真顔で言われたら、ちょっと答えようがないもの。でも、まあ自分のことを棚に上げて書いてしまうのだ。

 まずは「脚本」の話。実は「優れた脚本ってなんなのか?」って言われると、案外答えにくいなって思う。どんなに客観的になろうとしても、どうしても主観が入ってしまう面があるっていうがその理由のひとつ(ほかにも理由はある)。逆に「優れてない戯曲」って言われると、ある程度思い浮かぶことがある。ある程度の好みは入ってしまうにしても。

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戯曲・脚本・台本

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2005-7-12 18:10
 台本選びの時期だ。(すでに後半戦に入っているようだが)

 とりあえず「台本」と書いたが、同じような言葉に「戯曲」「脚本」というのもある。どう違うのか。

 戯曲は文学の形式のひとつである。対話と状況の説明、登場人物の動きなどを中心に書かれている。登場人物の名前が書いてあって、その下にその人物の発言が書いてあるような、独特の形式である。まあ、僕らにとっては見慣れたものだ。ただ戯曲は、必ずしも演劇としての上演を意図していない。僕らに一番関わりのあったのは「瞑想詩劇・海堡技師」で、こいつは作者自身が前書きの中で、「上演を意図しない」とはっきり書いてある。その他の有名どころでは、武田泰淳の「ひかりごけ」後半なんかがそうだ(すごい作品だから、読めたら読むように)。

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台本、決定

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2005-1-12 17:40
 台本決定、ごくろうさま。いろいろあったが、とにかくひとつの結論を出したのである。その結論に恥じない動きをしてほしいと思う。

 何かをする時に、どのようにやるのかその方法を考えるとしよう。正しい方法、間違った方法、効果的な方法、能率の悪い方法、いろいろあると思う。しかし、正しい方法を長い時間考えて探し続けることよりも、間違った方法であっても、思い切って判断して決断し、決断した後は真っ直ぐにしっかりとその方法をやっていく方が、かえっていい結果を生むことはあると思う。どのような決断をするかではなく、その決断をどのように実行するかが大事だって事は、案外あるのだ。

 あわてていっておくけど、その逆の場合もたくさんあるよ。間違った方法や能率の悪い方法でいくらやったところで、うまくいくどころか取り合えしのつかない失敗に結びついてしまうこともたくさんある。だから、決定をするというのは難しいし、時には一度下した決定を、勇気を出して白紙に戻してみることも必要になるわけだけど。

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台本を選ぶ五つの視点

カテゴリ : 
第1期 » 芝居作りのノウハウ » 台本選び
執筆 : 
KAZU 2004-4-25 9:30
 台本を選ぶ上で、いくつかの視点をあげておく。もちろんこれがすべてではないし、お互いに関連しあっているから、こんなにきれいに分かれるわけでもない。が、考えやすくなると思う。

A 自分の好みという視点。要するに純粋にその戯曲が気に入ったかどうか。やっぱり好きな物語をやった方がいいに決まっている。誰になんと言われようと好みはどうしようもないんだけど、やっているうちに好きになったり、気がつかなかった良さにはっと気がつくこともあるから、あんまりこれだけにとらわれてはほしくないが、基本であるのは確かだ。

B 部員としての視点。部員というと多少ずれるかもしれないが、みんなは何らかの形で芝居作りに関わるわけだけど、もし自分が一番やりたい仕事(キャストにせよスタッフにせよ)ついた場合、自分が腕を振るえるかどうか。すばらしいセットをつくりたいと思っていても、裸舞台を想定した戯曲で山ほどのセットをつくるのは戯曲を壊してしまうことになりかねない。もちろん、自分のやりたい仕事がそのままできるわけではないのだけれど。ついでに、次にあげるCの視点から見た時に、こういうことをやりたい!って言っている自分をなだめることもあるわけだけど。

C 演出&舞台監督の視点。舞台監督って言うのは、要するに限られた時間・予算・人員・能力を冷静に考えて、その戯曲を上演できるかどうか。上演団体が台本を選ぶように、戯曲も実は上演団体を選ぶ。あまりにも無理なことに挑戦しても実りがない(それでも戦うという選択はあるにせよ)。ただ、演出の仕方によって不可能が可能になることもあるはず。役者が空を飛ぶのは不可能だといっていたら、あの有名人気作品はけっして高校演劇では上演されないだろう。一方で演出の立場から、この役ができる人は残念ながら存在しないって思わざるを得ないこともあるだろうが。

D 部長&顧問の視点。この台本を選ぶことが、この集団にとってよい影響を与えるかどうか。上記のCとかなり重なる点がある。同じことを技術的なことよりも感情的に見るということなのかもしれない。1年生に役割を振りたいとか、あいつはずっとこういうことをやりたがっていたから思い切りやらせてあげたいとか、この芝居なら稽古場の雰囲気がうんとよくなりそうだとか。

E 観客の視点。もちろん芝居は「見てもらってなんぼ」である。自分の好みとは別に、想定されるお客さんが喜んでくれるかどうか、満足してくれるかどうかってことを可能な限り客観的に考えてみたい。

 それぞれの戯曲を自分なりに5段階評価しコメントをつけてみよう。足し算をするためではない。話し合いの糸口にするため、話し合いを整理するためである。人によって上記の視点の中でどれを重視するか違うかもしれないし。必要条件と十分条件って言うのもあるしね。台本を選んだ時点で、演出の方向性にある程度の合意ができていると一番いいんじゃないかな。
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 どれほど心から取り上げてみたい戯曲があったとしても、5人の団体が登場人物8人の芝居を上演することは不可能だ。だけど、ときどき不可能を可能にしてさえやりたいものっていうのが出てきて、一人二役を考えたり、よそから人を借りてきたりする。まあ、確かにそういうことが必要な場合もあるし、そのようなことに積極的な意味を持たせる場合もある。(かつて僕が顧問をしていた演劇部では、しょっちゅう照明のオペレーターなどを部員以外の生徒に手伝ってもらっていた。友達の頼みだからとやってきてくれた人が、いつの間にか演劇や演劇部の魅力にはまってしまって、そのまま部員となるなんてことも少なくなかった。正直、それを期待する不純な動機もあった)。

 そういう母集団を増やしたりする話は別に置いておいて、たとえば20人の団体だったら、登場人物何人までの芝居が上演可能なのだろう。先日もそんな話をしたと思うんだけど、その時の結論は、「演出・舞台監督・照明・音響・装置・衣装・小道具」の7人は、最低専属スタッフとして必要だから、ぎりぎり出演して13人。できれば、照明のオペレーターなどゆとりを持ってやるためには、11〜10人くらいの出演者が望ましいって感じだったと記憶している。

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

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