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with BACCHUS - いざ、ホールへ

いざ、ホールへ

カテゴリ : 
芝居作りのノウハウ » 芝居小屋のこと » ホールでの稽古
執筆 : 
KAZU 2021-6-7 18:18
 リハーサルである。厳密に言えば、明日1日がホールを使った稽古で、その稽古がリハーサルで占められるといいなあという感じか。でも、まあ今まで使ってきた用語に従っておこう。当然のことながら、ホールを使う稽古はいつもの稽古とは違う。それなりの心構えも準備もあるはずなので、そのあたりのことを書きたい。

 まず、ホールに対する敬意を忘れないこと。別に精神論を押しつけるつもりはないけれど、僕らにとってはこの場所があるから自分たちの活動ができる貴重な場所だ。そしてその場所は僕ら以外の多くの人が使い心をこめて何かを生み出す場所、維持するために多くの人が働いてくれている場所だ。ホールに対する敬意は、ここを維持するために働いている人たちへの感謝、ここで営まれる多くの活動へのリスペクトだと僕は思う。
 その気持ちを持つことができない人間、その気持ちを態度や行為で示すことができない人間は、ホールに足を踏み入れる資格がないと僕は思う。いちいち細かいことを言う気はないけれど、ホールで働く人たちへの挨拶とか、機材等の扱い方とか、片付けや出たゴミの処理の仕方とか、いろんなところに敬意の有無は表れてくるはずだ。大事にしてほしい。

 第2に時間の使い方だ。ホールを使うことができる時間は限られている。そして、その時間の中でしかできないことは多い。ホールから戻ってきてから、「上手袖の奥から下手にいけるかな」と思っても「フェーダーをあと12メモリ上げたらどんなふうになるんだろう」と思っても、本番までもう確かめるすべはない。だから、考え得る限り、やるべきと思うことはやっておくべきだ。

 だが、やっぱり時間は限られているからいつまでもトライ&エラーの繰り返しはできないし、なによりホールに行ってみないと「何を確認すべきか」さえわからないこともある。だから、完璧はたぶん無理だし、完璧にしようと焦る必要もない。できる範囲でできることを一生懸命やればいいし、それでも後悔はたぶんするものだ。

 それでも、やっぱり今の自分の技術と知識と想像力の及ぶ限りいろんなことを想定して、貴重な時間の中で何をするべきか考えておいた方がいい。どうせ全部はできないから、優先順位を付けながら。

 第3は、時間の貴重さから出てくることだけど、チーム全体としての優先順位を明確にすることだ。優先順位は、実際にホールを使わなければできないことから順に高くなる。今回の芝居の内容とメンバーの経験を考えると、ざっとこんな感じになるかなと思う。

1)安全なホールの使い方の確認。
2)照明仕込み・デザイン。
3)舞台装置の仕込み及び装置や舞台に関連した役者の動き。
4)音響仕込み・音量等の確認。
5)照明、音響のきっかけ合わせ。
6)リハーサル。

 こんなふうに考えてくると、いわゆる役者の演技に係わるようなものはずいぶん後回しになる。稽古場ではできないことをまずやる。それを頭に叩き込んでおく。これは、具体的にどういう順番でやるかということだけではなく、照明の仕込みをしている時には危険のある行動や邪魔になる行動(音を含む)はしてはいけないとか、装置を確認する時には必要に応じて役者がすぐに動いてみなければいけないからスタンバイしておくとか、やるべきことに対応した全員の動きが必要になる。

 自分がメインで動く時でなくても、メインの動きをスムーズに進めるために自分が何をするべきか(何をしないべきか)常にアンテナを立てておくことだ。それができれば、隙間を使って自分のやりたいこともできるかもしれない。

 ホールを使える時間はたった1日しかない。こういうとものすごく短いようだけど、千葉県の高校演劇で、1時間の芝居をやるために1日ホールを使えるというところは、そうそうあるわけではない。会場の都合で大会以外にホールを使える日が1日しかなく、全参加高校がその日に集まって2時間刻みでホールを使うようなところだってある。千葉県の中央発表会だって同じで、中央発表会に推薦される学校というのは、当然そういうことができると期待されているわけだ。だから、8時間近くホールを独占できるのは破格の贅沢。その贅沢を、思い切り大事にしましょう。

 最後にもうひとつ。ホールに荷物を運ぶ、ホールから荷物を持って帰る。これも大事なこと。運搬用に顧問の先生が提供してくれる手段もホールと同じ。しかるべき気持ちと態度で向き合いましょうね。
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高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

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