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with BACCHUS - 小目標を立て、みんなでそろって越えていく

小目標を立て、みんなでそろって越えていく

カテゴリ : 
芝居作りのノウハウ » 練習の計画
執筆 : 
KAZU 2021-5-25 17:10
 定期考査が終わり部活動再開である。昨日部長が稽古の予定表を届けてくれた。きちんとメンバーの状況を把握し予定を立てて実施していくのは大切なことだ。とりまとめ役が動くことも重要だが、まずメンバーそれぞれが自覚を持って自分の予定を管理していなければこういうことはできない。チームとして当たり前にできることは立派だと思う。

 改めて計画表を見てみると、本当に本番まであっと言う間だと実感する。こんなにわずかな時間で、お客さんを含めた全員が納得できる舞台をつくるためにはどうすればいいだろう、ということも考える。だけど、それ以上に僕が思うのは、「このメンバーで一緒にできる時間」は本当に限られていると言うことだ。3年生にとっては「演劇部員である時間」も同じことだろう。かけがえのない時間は、あと何日あるだろう。稽古場に集まるということで言えば、何日どころか、あと何時間僕らは一緒に同じ時を過ごし、同じ目標のために頑張れるだろう。そう思うと、1分たりとも無駄にできないと思うし、その思いはそのまま、限られた時間の中で納得できる舞台をつくるためにはどうすればいいかということに繋がる。
 まずは稽古の無駄をなくしたい。いろんなレベルで無駄をなくすということは考えられると思うけど、今回伝えたいのは「そろえる」ということだ。
試験前、みんなは半立ちでひととおり通すところまでやってきた。芝居の骨格はおおむねできあがっているというところだろうか。10日あまりのブランクがあるので、まずは前回まで作ってきた形を思い出しブランクを埋めること(これが今日の目標)だ。そしてできるだけ早く半立ち稽古から台本を手に持たない立ち稽古に移行し、骨格の上に筋肉や皮膚を作りそれを磨き上げていかなければならない。

 誰かが台本を離し自分なりの演技を工夫して相手と演技のキャッチボールを試みても、相手役が台本から目を離せないようならどうだろう。その役者がやろうと思っているような稽古はできないし、台詞を覚え演技プランを考えてきた努力は無駄になる(少なくともその日の稽古では。後では活きると思うよ)。演技が上手かどうかということであれば、上手な人がそうでない人を引っ張ることはできるのだけれど、稽古場に来るときにどんな準備をしてくるかということでいえば、準備不足の人や遅れている人に全体が合わせざるを得なくなることが多いのが現実だ。

 だから、稽古場に来る前にそれぞれが何をやっておくかが重要だ。ただし、「明日までに台詞を全部覚えてきて」と指示されて全員ができるのなら話は簡単だけど、さすがにそれは無理だ。次の稽古までに準備ができることにはどうしても限界がある。だから、そろえる。最終的には納得がいく舞台をつくるという大きな目標があるのだけど、その前にいくつもの小目標をつくり、みんなが一斉にその小目標を達成できるよう努力する。達成できれば次の小目標に向けてみんなが頑張り、達成できなければ計画を修正する。その繰り返しだ。

 明日までに台詞を全部覚えるのは無理だけど、2場だけなら覚えられるかもしれない。「今日は2場をやろう」と当日いうよりも、「次回は2場の立ち稽古をするから、台本を離せるようにすること」と予告があれば、全員がその目標を達成するための準備ができる。逆に4場を無理して覚える必要もなくなる。2場の出番が少ない人もいるかもしれないけど、ならば1回の稽古でみんなが少しでの出番があるように、取り上げるシーンを組み合わせればいい。次回だけではなく、もっと先まで小目標を設定しておけば、さらに計画的に取り組めるだろう。やむを得ない事情で稽古に参加できない人がいることがわかっているなら、それに対する配慮も、計画に盛りこむと安心できる。

 稽古の予定表というのは、何日の何時から何時まで稽古があるということだけではない。その土台の上に、いつまでに何を仕上げるか、そのためにいつ何をやるかについて、メンバーが共通理解し、計画的に取り組めるようにすることが大事なのだ。そうすることで準備をそろえることができるし、結果として無駄がなくなるはずだ。
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高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

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