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with BACCHUS - 実際に体験することで知ったものが、芝居の強い背骨となり、内容をうんと豊かにしていくのだ。

実際に体験することで知ったものが、芝居の強い背骨となり、内容をうんと豊かにしていくのだ。

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-7-16 18:54
 土曜日は、野球部の応援ごくろうさま。芝居づくりの参考に、というのが第一目的で出かけたのは確かだけど、そんな気持ちで見ているのが恥ずかしいようなすばらしい試合だったね。頑張る姿、あきらめない姿は美しい。やることは違うけど、僕らもあの頑張りにあやかりたいものだと思う。

 みんなは生まれてからまだ20年にも満たなくて、世の中には知らないことがたくさんある(生まれて50年経ったって似たようなものだけど)。いっぽう演劇は人生の様々な側面を扱うから、芝居をつくる過程で、知らないことにしょっちゅうぶつかることになる。それも芝居づくりのおもしろさのひとつなんだけど、知らないことを知る努力をしないと、芝居はつくれない。
 知らないことを知るためには、もちろん本やインターネットなどで調べることも大事だ。だけど、そういった知識だけでは足りないものがある。「ツーアウト満塁のピンチをたった一球で切り抜けた」という台詞があった時、その背景にある暑さが、音が、緊張感が、感動がちゃんと感じられるかどうか。どれだけ知識を積み重ねても多分無理だと思う。体験するのが一番だ。

 もちろん、「SFをやるから宇宙空間へ行ってみよう」って訳にはいかない。そういう場合には、たくさんの知識を積み重ねながら想像力を働かせて世界をつくっていくしかない。でも、もしちょっとの努力で行くことが場所なら、その、ちょっとの努力をしたほうがいい。

 気がついたら汗びっしょりになって応援していたあの場所。僕らの芝居の主人公が行きたかった場所、来ることを断られた場所があそこなんだ。相手応援団のエールがはるか向こうから届いてきた。本校応援団が、それに対して大声でエールを返した。試合が終わったあと、野球部のメンバーが涙を流しながら、僕らに挨拶をしてくれた。あれが、僕らの芝居の登場人物たちがあこがれた姿なんだ。

 そういうことを感じるってこと。応援席の暑さや、ヒットを打ってくれた時の歓声、負けた時のくやしさ。そういうものを仲間が共有できることが芝居を豊かにする。知識ではなく体験し、観察したのではなく当事者として真剣に汗を流したからこそ感じ取れるものが必ずあるのだ。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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