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with BACCHUS - 舞台上での役者の動きを決める3つの観点

舞台上での役者の動きを決める3つの観点

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-7-11 22:46
 いよいよ半立ちが始まった。実際に体を動かすようになると、ぐっと演劇の練習っぽくなっていくね。まだまだ先は長いから、丁寧に進めていこう。

 舞台の上で、物語の進行に合わせて役者が立つ場所を変えていくことを「動き」と呼ぶことにする。ちなみにものを受け取ったり指さしたりするのは「動(どう)作(さ)」、無意識に髪をかき上げたりするのは「仕(し)草(ぐさ)」と呼んで区別をしておく。

 さて、半立ちをするというのは、つまり「動き」を決めていくことだ。動きは、次の3つの観点を考えながら決められていく。
1 物語の進行のために、必要な動き。
 「部屋に入ってきてカーテンを開ける」のであれば、舞台の外から中へ入ってきて、カーテンがある場所へ行かなければならない。この動きは省略することができず、必ず必要になる。ペットボトルを取りに行くとか、離れていた二人が握手をするとかも同じだ。動き自体は必ず必要だが、どこからどこへ動くかは定まっていない。最初の例で言えば、ドアの位置やカーテンの位置をどこにするかで、動きの内容を変えることはできる。

2 登場人物の心理をあらわしたり、人間関係を示したりする動き。
 10人の登場人物がいて、2つの意見に別れているとする。いろいろと工夫をして、意見Aの人を上手に、意見Bの人を下手に集める。物語が進むにつれて、上手の人が下手に移動させることによって、人の心の移り変わりを示すことができるかもしれない。また、ふたりの登場人物の仲の良さや緊張関係も、ふたりの間の距離によってあらわせるし、押したり引いたりの力関係も、二人の動きによって示すことができる。

3 観客にとって見やすくするための動き。
 その場面で中心的な演技をする役者が、お客さんから見えにくいところにいたのでは困る。複数の役者がごちゃごちゃ固まって、見苦しい上に、それぞれの演技がわかりにくいような配置になっていたのではよくないだろう。舞台は人に見てもらうものなのだから、わかりやすく、できれば美しい配置にしておきたいし、そのために動きが必要になるのだ。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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