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with BACCHUS - 仲間であるってことのすごさ、つらさ、すばらしさ。

仲間であるってことのすごさ、つらさ、すばらしさ。

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-6-26 23:14
 演劇や音楽のようなステージ芸術というものの厳しいところは、舞台に出る人間が上演の時に集まらなければ、今までやったことが全部0になるってことだ。僕らが秋に向けて芝居づくりに挑むのなら、たとえば9月26日の○時○分に健康な状態でキャストが集まることを前提にしている。

 自分がどんなにがんばっても、一緒にやる仲間がつぶれたらダメだ。「同じ船に乗る」って僕はよく言うけれど、むしろ自分の体重を支える命(いのち)綱(づな)を仲間の手にゆだね、高い崖(がけ)からぶら下がるようなもの、といったら大げさだろうか。
 だとすれば、人から信頼されるとか、かけがえのない存在だと思われるってことは、他人を支える命綱を自分の手に持つということだ。手を離せばどうなるかを感じ取れない人間や、自分の都合だけで手を離してしまう人間は、命綱を持ってはいけない。少なくとも僕は、そういう人間に自分の命綱をゆだねたくない。信頼される人間になるというのは、その厳しさを受け止めることだ。

 そう言われると、怖じ気づくかもしれない。自分自身にそれだけの力があるのか、と。握りしめた命綱を支えきれず、結局自分を信じてくれた人を傷つけてしまうなら、最初から綱を持つことをあきらめる方がいい、と。優しくまじめに考える人ほど、そう考えてしまうかもしれない。だけど、僕はそう思わないし、そう思ってほしくない。綱を持つことから逃げている人を見ると残念に思う。誰かが「君に持ってほしい」と差し出した命綱なら、全力でそれを支えてほしいと思うのだ。

 でも、支えきれなかったら?ひとつは、最後まで全力で支える努力をすることだ。もうひとつは、ちゃんと支えられるように自分を鍛えることだ。大人の世界と違って、今の君たちの世界には、落ちたからってすぐ死んでしまうような崖は少ない。がんばった末の失敗なら、きっとやり直せるはずだ。落ちた側だって、最後まで全力で一生懸命がんばってくれたなら、普段から支えられるように努力してくれていたなら、「次も君に支えてほしい」って思えるはずだ。

 君は誰かの命綱を持ち、その誰かも君の命綱を持つ。仲間とは、そういう関係だ。そういう関係だからこそ、一緒にがんばれるんだと僕は思うのだ。そして、そういう仲間に出会えたら、それが君の一生の宝物になる。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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