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with BACCHUS - 高校演劇地区発表会を見て7 I高校

高校演劇地区発表会を見て7 I高校

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-6-16 15:29
 大会の最後を飾ったのは、創作劇「Re:Start!」を上演したI高校。

 虹のエフェクトがラストを締めくくっていて印象的。とてもさわやかだったね。ああいうテクニックをきちんと見つけて使い方を調べ、的確にポイントを押さえて使うのは立派。センスが光っていた。

 実はそれ以上にがんばっていたなと思ったのは、最後の方から幕が下りるまでずっと流れていたBGM。セリフや動きとしっかりリンクしていて、音響さんのセンスも良かったし、丁寧な作業や、役者と一緒になった稽古の繰り返しが想像できる。スタッフとキャストがうまくかみ合っていた。
 役者の演技も良かったね。ケンカのシーンとかとてもリアルだった。あんなふうに生の感情をぶつけ合うようなセリフは、時としてぐちゃぐちゃになってしまいがちなんだけど、押さえるべきところをきちんと押さえている感じがした。重くなりそうな展開を、唯一登場した男優が見事なコメディリリーフをしてくれて印象的。主役の子が泣く直前なんかずごくよかった。あれがなかったらずいぶん重苦しい芝居になったと思う。ここにも全体をみるセンスを感じる。

 台本はどうだったろう。演出意図にあったように、自分たちの身近な問題を取り上げ、背伸びをせず丁寧に描いていく台本はすてきだったと思う。その一方で、物語はほとんど2人の会話のみで進行し、言葉のみで人の心がどんどん動いて行ってしまう展開は、個人的にはもうひとつだった。ああいうふうにはなかなか人の心は動かないし、だからこそ、説明ではなく演劇が必要なのだと僕は思うんだ。

 本当は屋上のシーンもいらなかったと思うんだ。屋上に向かうシーンで終わって、残りを観客の想像に任せると、逆にもっと膨らんだんじゃないかな。屋上に上がって、何も言わずに二人が向かい合って、ふわっと虹がかかるだけっていうのもすてきだったかもしれない。すべてを言葉で説明せず、お客さんに任せるのって、勇気がいるけど、うまくいくとすごく効果的だ。

 でも、そういうことよりも、自分たちにとって身近な問題に、自分たちなりに誠実に取り組んだことに拍手したい。すてきだった。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

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