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with BACCHUS - 高校演劇地区発表会を見て6 S高校

高校演劇地区発表会を見て6 S高校

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-6-16 12:17
 2日目2番目は、昨年「トシドンの放課後」で県大会に出場したS高校。「ロックは無用」という作品である。

 とってもよくできたコメディ。ラストのちょっとした落ちまで、楽しい気分で見ることができた。姉妹役の二人がとても良かった。表現の仕方は対照的なんだけど、それがお互いに引き立てあって、いい味を出している。ことさらに特別なことをやっているわけではないのだけれど、登場人物の気持ちがしっかり伝わってきて、母親役の力強い演技とかみ合って、家族の愛情がじんわりと伝わってきた。言葉で説明しなくても伝わってくるって、まさに演技の勝利だと思う。
 装置をきちんと組み立てているのは良かった。窓枠を吊り下げるのは基本だけど、効果的だった。ただ、手で触れる演技もあったので、下からも針金を張って固定してあげるともっと音程したはず。できれば、上の針金を長くしてバトンが直に観客の目に触れないようにした方が良かったね。ドアを作るのは難しいけど、ちゃんと使えていたのは立派。ただ取っ手の形と最後に役者がやった鍵をかけるマイムがあっていなかったのが気になった。

 パネルを使って壁を作るのはいいアイデアだと思う。でも、もしかしたら不要だったかもしれない。逆に存在感がありすぎて、部屋が殺風景に見えてしまった。せっかく幕を閉めているのだから、壁は観客の想像力に任せて、むしろ窓にレースのカーテンをつけるとか、ドアに「表札」をつけるとかすると、もっと女の子の部屋のイメージが生まれたんじゃないかな。平台と箱馬でベッドを作るにしても、箱馬を直に見せない工夫もしてほしかったところ。

 暗転の時にホリゾントを変化させるのもいいアイデアだった。どうせなら時間の変化などを上手に光で表現できると良かったね。音響は、最初のドアの音がすばらしくて舞台にいい雰囲気を与えてくれた。ラストのBGMはちょっと大きすぎたな。なかなかいいセリフを行っているのに、それが聞き取りにくくなってしまったのがものすごく残念だった。

 ラストの緞帳をもう一度あげる落ちは最高。大好き。できれば、そのときの明かりは上からサスライトで当てたかったね。緞帳にスポットが当たるのは残念だし、スポットだとどうしてもねらいがずれたりしがちだから。

 よくできた脚本と、自然で丁寧な演技。誠実なスタッフの仕事とさまざまな工夫。今僕らが一番見習うべき学校なんじゃないかな。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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