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with BACCHUS - 高校演劇地区発表会を見て4 T高校

高校演劇地区発表会を見て4 T高校

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-6-16 10:36
 初日のラストはT高校。「夜空の下で」という作品。既成かな?

 恋愛と友情をテーマにした作品だった。午前中にも恋愛ものが上演されたので、どうしても比較してみてしまうんだけど、後から上演した分少し損をしていたかもしれない。発表会や大会ではよくあることなんだよね。

 出だしが良かった。照明も印象的だし、設定もおもしろくて、いきなり物語の中に引き込まれた気がした。ちょっとチープな草の「書き割り」も、この作品の雰囲気には合っていたように思う。舞台の上にあるものは、ひとつひとつが単独で考えられているのではなく、全体とのバランスで考えられなければいけない。あの芝居で、草だけが妙にリアルだったらおかしなことになるはず。
 ただ、照明の切り替えは少しこまめにやりすぎていたかもしれない。最初に隠れている人たちを見せないのはいいとして、その後は見ている仲間たちと見られている恋人たちの両方を見せてしまった方が芝居としては効果的だったように思う。まあ、その分役者は演技をしなければいけないけど、それがつらければ、たとえばストップモーションのような手法もあるわけだし。

 セリフ回しが自然すぎて、ちょっと迫力に欠けたし聞き取りにくいところがあったかな。体の方も少し緊張感が足りなくて、腕がぶらぶらするようなよけいな動きが目に付いた。稽古の時に時々言うように、ちゃんと立っているというのはなかなか難しい。演技に夢中になると、やっぱりその人なりの癖がでてしまうものだ。普段から気をつけていたいことだと思う。

 最初分からなかったこの人たちの置かれた状況が、話の途中でさっと分かる展開はおもしろかった。だけど、前半の最後のほう(わかりにくい表現だけど星をみて願い事をするあたり)から先が、演劇と言うよりも話し合いのようになってしまったのが残念。物語そのものの最後もそういう感じだったので、作者の癖なのかもしれない。正直、ドラマとしての盛り上がりには欠けたような気がする。

 台本のことになるともう一つもったいないなと思ったのは、前半と後半の間での時の経過が短かったこと。あれが1年くらいだと、ドラマとしての大きさが変わってくると思う。ああやってつきあい始めた仲間がちょっとギスギスしていくような状況が作られると、かえって友情や愛情の大切さ、かけがえのなさが表現できるはず。そういう意味で、ちょっと台本が弱かったかもしれない。台本の選択、とっても大事だね。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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