NeverLand Musical Factory
SAKAI KAZUNARI
サイト内検索
TOP  > with BACCHUS > 第2期 > 高校演劇地区発表会を見て2 K高校
演劇関係のブログなどへのリンクです。ぜひクリックしてみて下さい。
にほんブログ村 演劇ブログへ にほんブログ村 演劇ブログ 高校演劇へ にほんブログ村 演劇ブログ 劇団・役者・裏方へ にほんブログ村 教育ブログ 高校教育へ

with BACCHUS - 高校演劇地区発表会を見て2 K高校

高校演劇地区発表会を見て2 K高校

カテゴリ : 
第2期
執筆 : 
KAZU 2013-6-15 18:06
 高校演劇地区発表会、初日2番目の上演はK高校。演目は創作劇「Happy End」。以前顧問をやっていたことがあるので(というより初代顧問だったかも)、懐かしい気持ちでみた。

 台本が良かったね。演劇部を舞台にしたベタベタの恋愛もので、これだけベタに恋愛シーンを中心に作るのは、僕は始めてみたような気がする(と思っていたら同じ日にある意味さらに上をいく芝居を見せてもらった)。見ていて恥ずかしくなるようなシーンもあったんだけど、あれだけ大まじめにさわやかにやられると、かえって気持ちが良かった。
 芝居そのものの構造は、実はなかなか凝ったものだった。演劇部員たちが演じる劇中劇があり、本番を控えた演劇部員たちの恋愛ドラマがあり、さらにその外側に演劇部員を演じるK高校のメンバーの世界がある。やりすぎなくらい大まじめな恋愛シーンを、「考えてもらうための見本です」という語り口でつくるのは、実はかなり高度な技である。すごい。「不思議の國のアリス」をさりげなく組み込むところなんかもね。

 ただし、劇中劇の内容や形式にもっとこだわっても良かったかもしれない。劇中劇と現実の恋愛をもっとクロスさせて、劇の練習を借りて告白させるとか、観客が劇中劇を見ているのか現実のシーンを見ているのか勘違いするようにしてしまうとか、もっと膨らむ部分はたくさんあったんじゃないかな。せっかくの凝った設定なのだから、もう一歩進められるとさらに名作になったはずだ。

 あと、演劇の台本としてはカット割りが細かく、まるでテレビのシナリオのような作りになってしまっていたのが残念。カット割のたびにいちいち暗転をしてセットを変えたりするから、自然と暗転が増える。確かに、場所の変化や時間の変化を表すためのひとつのほうほうなんだけど、芝居を作る側の都合でお客さんを待たせてる印象があった。真ん中に自動販売機おいて、右側に男子集団、左側に女子集団、ずっとお客さんには見えている、みたいな方法もあったんじゃないかな。

 音響がかなり長い間音楽を流してくれていて、芝居の雰囲気作りに一役買っていたと思う。でも、ちょっと流し過ぎだったかもしれない。演技にあわせて音楽をブレイクする、なんて技も見せてくれていて印象的だったけど、逆に行えば音楽の流しすぎでメリハリがなくなってしまっていたってことにもなる。演技中はもう少し我慢して、逆に暗転の時なんかにがんがん聞かせてくれるとよかったかもしれない。

 役者は良かったな。素直で「演技してる」ってことを感じさせない自然な感じがして、素直に高校生たちの世界にはいっていけた。にもかかわらず、ひとつひとつのセリフが流れることなくちゃんと力がこもっていて、登場人物の存在感に一役買っていたと思う。せりふ回しに比べれば動作にはまだまだ無駄なところが多かったように思うけど、このあたりは今後の課題なのだろう。いい役者さんが多かった。ただ「〜っす」というしゃべり癖はいらなかったな。そんなことをしなくても十分キャラのたった魅力的な演技をしていたので、そこばかりが耳に残った分損だったかもしれない。

 全体として、いかにも高校生が作ったって感じのさわやかさが伝わってきた。いいなあって思った。
  • コメント (0)
  • トラックバック (0)
  • 閲覧 (5647)

トラックバック

トラックバックpingアドレス http://neverland-mf.com/modules/bacchus/tb.php/702

新しくコメントをつける

題名
ゲスト名   :
投稿本文
より詳細なコメント入力フォームへ

コメント一覧

with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

カテゴリ一覧
アーカイブ
最新のトラックバック
、ウ、ホ・レ。シ・ク、ホタ霹ャ、リ