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with BACCHUS - 顧問を辞める時

顧問を辞める時

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 顧問からメッセージ
執筆 : 
KAZU 2008-2-12 16:08
 あまり趣味のいい話とは言えないけど、部活での話のついでだから考えつつ書いてみよう。

 もし自分がKIMIGEKIの顧問でなくなるとしたら…。それは別に突飛な想像ではない。千葉県の高校の先生は、原則として同じ学校には10年間しかいられないし、4年もいればいつ転勤してもおかしくない立場になる。だから、僕が今年の4月にも顧問でいるかどうかなどというのは全く当てにはできないことであるのは間違いない。正直、今の時点では僕自身にもわからないことだ。

 もしそうなったら…まず思うのは、「残念だな、寂しいな」と思っていたいということ。「せいせいした」などとは絶対に思いたくないし「ほっ」ともしたくない。「やるべきことは全てやった」なんて思いたくもないし、「自分がいなくなる方が部にとっていいことなんだ」なんて思うのもイヤだ。未練たっぷりで、まだまだずっと一緒にやりたいと思っていて、離れたくないけどしょうがないんだって、泣きわめきながら去っていきたい。
 今だって別に僕がいるからKIMIGEKIがあるわけではないけど、自分がいなくなってからもしKIMIGEKIに元気がなくなってしまうとしたら、そんなのは見たくないと思う。千葉県のあちらこちらを見ていると、顧問が替わった途端にすごく元気がなくなってしまう部とか、逆に顧問が替わった途端に目立ち始める部とかあるけど、できれば、僕がいなくなってもしっかりと運営していくような部であってほしい。そういうメンバーを自分が育ててきたとか、自分とかつての部員たちが作ってきた伝統が、それなりに受け継がれて行ってるとか、そういう満足はしたいって思う。どこに行ってもなにをしていても、「一度はあの部の顧問だった」と自慢できるようなKIMIGEKIであってほしいなって思う。たぶんそれが、顧問として僕の一番の目標なんだと思う。

 演劇ということに関して、何かやり残したような気持ちになるかというと、それはないような気がする。そもそも、演劇というものに関して、顧問として何かをやりたいという気分が希薄だからだと思う。部活というのは基本的に部員がやるものであって、顧問の仕事はそれをやりやすくする環境を整えることと、可能な限りアドバイスをしたり手伝ったりすることだと思っているからだろう。そういう意味じゃ、部から離れるのは寂しいと思うけど、解散するのはそれほどイヤだと思っていない自分がいる。部があってこその顧問であり、部がなくなれば顧問がいらなくなるのは当たり前のことだから。

 結局自分が「離れたくない」と思うとすれば、そこに「こういうことをやりたい」って思っている人たちがいて、僕自身の中に、その人を手伝ってあげることができる何かがある、って思う時だって感じる。もっと露骨に言えば、その人が好きになって、その人と一緒に何かをもっとやりたいなって思う時か。考えてみれば、クラスでの文化祭企画だって、生徒会活動だって、文化祭や予餞会の実行委員会だって、顧問をやる時にはいつもそう考えていたように思う。今は、進路指導という仕事に関して、それと似たような思いを抱いているような気がする。

 だから、最初に書いたことは、言い換えるのならKIMIGEKIに対して、「僕が好きになれるような集団でいてほしい」「この人たちのためなら僕にできる全てをやってあげたい、この人たちのために自分自身をレベルアップしていきたいって思えるような、素敵な人たちであってほしい」って思っているってことになる。ずいぶん虫のいい、自分勝手な言い方のような気がする。

 ただ正直言って、「何かがやりたい」って思いと、「そのためにがんばろう」って思いがなければ部活の存在なんて無意味だし、「一人ではできないこともみんなならできる」「一人でやるよりみんなでやる方が楽しい」って感覚を共有しなければ部活を存続するのは難しい。逆にそういう単純なことを本気で考える人を僕は好きだし、そういう人と、たとえば演劇とかやりたいなと思っているんだなっていうのが、本日の結論である。
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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

質問や感想などのコメントをお待ちしています。

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