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with BACCHUS - 館山公演を終えて

館山公演を終えて

カテゴリ : 
第1期 » 部活動運営 » 顧問からメッセージ » 本番を終えて
執筆 : 
KAZU 2006-6-7 17:04
 何よりも初舞台組、お疲れさまでした。よく頑張ったね。

 正直いって、あんまりいい感じの客席ではないって感じたと思う。僕らが行った芝居がどうであるっていう以前の問題として、あの場所で劇を見せられるということに抵抗があった「お客さん」も多かったようだし、なんにしてもちゃんとミットを構えて何かを受け取ろうという気持ちではなく、なにかきっかけを見つけて茶化してしまおうというような姿勢で客席にいた人もいたように思う。本当に残念なことだし悲しいことだけれど、そういう状況は確かに存在する。

 それでもなお、あそこに集まった1000人の意識を一点に集めてみせるような演技は存在するし、僕らの芝居の中にも、ほとんどそれに成功した瞬間もあった。しかし、それは本当に難しいことだし、やっぱり最終的に観客を完全に芝居の世界に引きずり込むことは出来なかったと思う。力不足、といえばその通りだとは思う。
 ただ、ああいう状況の中で、全力で芝居をしていた姿は本当に立派だったと思う。一生懸命台詞を言っている前で指を指して笑っている人がいたとしたら、それでも集中を切らずに演じ続けるのは本当に大変なことだ。ハラハラする場面も多かったけど、最後まで集中力を欠くことなく演じきっていたと思うし、前述したとおり会場がシーンとなって芝居の行方を見守るような瞬間も、確かに存在していた。少なくとも、敢闘賞はあげられるかな。

 反省するとすれば、やっぱり発声。台詞が聞こえないのというのはやはり致命傷だ。僕らの次に発表した吹奏楽のようにともかく音量で圧倒してしまえば、なんとか空間を支配することができるだろう。もちろん、楽器もマイクもない生身の人間には、ああいった空間に響き渡る声、最初っからとなりを向いて雑談している人たちの心にまで届く声を出すのは簡単なことではないけれど、日々僕らが訓練をしているのは、要するにそういうことをやるためだ。もっともっと力がほしいと、切実に思ったよ。

 スタッフの動きについて。「予想通りに行かない」ってことがすごく予想通りだったような気がする。はっきり言って僕自身がパニックになってしまった時もあって、みんなにも迷惑をかけたと思う。だからこそ思ったことだけど、信頼できる人がいるっていうのは本当に嬉しいことだ。今回手伝いに来てくれたHさんはもちろんだけど、何かという時に、「○○を呼んでくれ」と思うことができる、あいつがいてくれれば大丈夫だろう、これに関してあいつに任せれば安心だ、と思うことができるメンバーが確実に存在している。厳しくいえば、それは数人だけどね。

 ただ言われたことを馬鹿正直にやるわけではなく、かといって自分の判断で勝手なことをやるわけでもなく、自分にゆだねられた内容を把握し、どういうふうに動くことを期待されているかを理解し、自分の判断でできることと指示を仰ぐことの区別ができる。それはとてもすごいことだ。ひとつ何かをやる時に、「こういう事態ではこうするのがいい」「こういう時にはこうしよう」と数えきれないほど考え続けた結果、そんな力が知らず知らずに形成されていくのだろう。さっとマネができることではないけれど、やっぱり目指したいものだ。僕自身がそう思う。何かあった時に、「あいつがいてくれれば…」って思ってもらえるような戦力になりたいと思うのである。

 ともあれ、ひとつの企画が終わった。あるものについては初めての舞台であり、あるものについては最後の舞台であった。くやしいこともたくさんあったけど、とにかくやり遂げることができた。至らない所もたくさんあったけど、多くの人に支えられてやっていくことができた。僕らを信頼して依頼してくれた人たちの期待にどれだけ応えることができたかはわからないけれど、精一杯やり遂げたことだけは確かだと思う。顧問としては、それに勝る喜びと誇りはないのである。

 お疲れさまでした。 

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with BACCHUS とは

高校演劇部の顧問として、部員に向けて書いた「演劇部便り」です。演劇づくりに関するマニュアル的なものから組織作りのようなこと、個人的な想いを書いたものまで内容はさまざまです。一応ジャンル分けをしていますが、特定の項目についてお知りになりたいときには、単語で検索をしていただいた方が、興味ある情報を見つけやすいかもしれません。

2期に分かれています。第1期は2002年9月から2009年3月まで。少しでも高いところに登ろうと必死で自らを鍛えていた演劇部でした。「with BACCHUS」の内容もわりあいハードで、量もとても多いです。第2期は2013年から書き始め現在進行形です。動き始めたばかりの演劇部、演劇初心者がほとんどの部員たちにわかりやすいように書いているつもりです。

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